交通網が変わることにより町の状態が変わることが多い。
吉野川を利用した交通から鉄道に変わり藍で栄えた脇町も時代から取り残された状態になったが町並みはそのまんま残った。
立派なうだつのあがった家並みを見たくて妹のきんかんと行ってきた。
車を町の駐車場へ置き歩いて行ったが昔だととても広い道だったと思う。
立派な街並みだ。
手の込んだ作りの家が400メートルほど続いている。
脇道へ入ったがここも立派な建物が続く。
思わず広場がありそこは図書館だった。
倉庫だった昔の建物を利用しているそうだ。
入口の鉢植えには藍も植わっていた。
建物の空間に展示している風でもなく木でつくられた立派な山車が置かれていた。
地元の人らしい男性が1トンはあると言っていた。
木で作った車輪をつけて引くそうだ。
道路沿いの家では外観を変えることなくお土産売り場や食べ物屋などに改造している家も多い。
お土産物屋の2回で書展が開かれていた。
いいムードの空間で楽しい展覧会だった。
会場に居られた本人と義母、娘、孫の4代の書展の上会場に飾られているのは本人のお母さん丹精の菊だそうな。
黒いリボンをつけて展示されていたのは91歳で亡くなった義父さんが皆が書いているから書きたいと言って書いたというとても好ましい書だった。
書きたいからとすぐ筆を持って書けるのはよっぽどいい性格の人だったのだろう。
自分で車を運転してゲートボールをして帰りそのあと死んだそうな。
紙風船が置かれているのはお孫さんのコーナーで”花””つき”は5歳。”く”は確か2歳と書いていた。
立派なものだ。
昔に迷い込んだような街並みにも驚いたが驚くことがたくさんありそうな場所に来られたとワクワクしてきた。