脇町旅行を考え付いたのは帰りに祖谷温泉へ寄れることが大きな理由だった。
小便小僧が建つ向かい側に祖谷温泉があり7月に行ったときは時間切れで入れなくガッカリした。
全国的に有名な祖谷渓谷だが小便小僧と一軒宿の祖谷温泉と深い谷の3点セットでもっている。
紅葉も期待していたが2週間ほど早かった。
見ごろにも来たいものだ。
駐車場もない小便小僧のあたりには大勢の観光客がいた。
私たちが山道を走り始めたのは観光客が帰る時間帯の4時ごろで曲がりくねった細い山道では20台ほどの対向車にあってしまった。
バックで道を譲ったりもして運転手の妹のきんかんは暗くなった帰り道を走るのは嫌だと言い始めた。
祖谷温泉は曲がりくねった細い山道の中間にある。
温泉に入っているうちに腹が決まったようで元来た道で帰ることになった。
暗くなった帰り道はラッシュも過ぎたようで30分ほど走る間に対向車は一台だった。
それに渓谷をはさんで向かいの暗い山肌にかなり上まで多くの白い明りが点々とともり、不思議で美しい風景が見えた。