ツルを縫うシリーズ額皿NO1だが左に使っている桜の木っ端をまず拾ってきたことから今回の創作が始まった。
額皿NO4だがなぜ額皿を作るようになったかの経過を書いたメッセージをかけることになった。
メッセージ
川之江文化会館が建ったとき桜は植えられた。
建てかえるころ桜は大木になった。
花が咲き人々は楽しんだ。
なのに植えられた手で切られた。
天にゆだねた命を全うすることもなく
切られた根っこがブルドーザーで掘り起こされたのを見て立ちすくんだ
すてられる寸前の根っこを持ち帰った
もう一度咲かせたい
我が家に音で表れるワラシクンと額皿を創作した
桜の木っ端を組み込んだ唯一の底の無い花器。
錆びた鉄を組み込んだ底の無い花器5個。
錆びた鉄を組み込んだ花器一個は壁面に飾った。
毎年クラフト展(イエツァオグループによる)出品のため創作しているツルを縫うシリーズだがありがたいことに何かしらツルに縫い込まれる新しい素材があらわれる。
今回のようなブルドーザーで無作為に造形された木っ端はもう手に入らないと思う。
良い巡り合いだった。