2重ドアを開けて豊永郷民俗資料館へはいると木の香りと飾られている民具の数の多さに驚いていると住職らしき人が現れた。
資料館開館までの話をしてくれたが尋常ならざるエネルギーと情熱を持ち取り組んだようだが納得。
吹き抜け2階建てだが高知の木材で釘を使わない木組みにも感激。
味噌作りコーナーの民具。
長年大事に使われてきたのだろう。
じょうれんの裏にどうして棒が2本ついているのかと思ったら田植えの時使う道具だった。
感心したのは木の車輪が付いた箱型の種まき機。
木製の芋きり機。
勿論手製だろう。
豊永郷は吉野川支流なので川魚をとる道具のようだが面白い形だ。
養蚕が盛んな所だったらしく養蚕関係の民具も沢山あった。
紙漉き用の舟。
ミツマタ,コウゾ、雁皮、トロロアオイと山間部の豊永郷では和紙を作る素材はすべてそろっていただろう。
山間部のらしくいろんな種類のノコギリ。
林業従事者は夜明けから日没まで大量のコメを味噌のおかずで4度も食べながら働いたらしい。
稲穂スキ機。
構造は同じだが大きさはまちまちだ。
鎌。
これだけ大量に並べるともうオブジェ。
予備知識もなく行き収納民具、収納館、住職の話に尋常ならざる感じがし”豊永郷文化通信1”を買ってきた。
その中で職を投げ打ち豊永郷民俗資料館会館開館の手助けをした元大学教授の手記があったが心ひかれる内容で又この場所を訪れることになると思う。
清流館のそば打ちができなかったため時間ができた事に感謝。