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三度目のロシア危機・プーチンはマレーシアマハティール首相の教訓を生かすか

2014年12月17日 03時45分47秒 | 経済戦争


★ http://mainichi.jp/select/news/20141217k0000m030059000c.html

ロシア通貨危機、

モスクワ田中洋之】ロシアが債務不履行に陥った1998年の金融危機以来という通貨ルーブルの大幅下落を受け、プーチン大統領は経済のかじ取りに苦慮している。ウクライナ情勢に伴う欧米の制裁や原油安、インフレなど懸案が山積しており、苦境が続けば大統領の支持率に陰りが出る可能性もある。

 ルーブル相場は16日、一時1ドル=80ルーブル台と前日より24%下落し、史上最安値を更新。1日の下落率としては金融危機時に記録した22.8%(98年9月17日)を上回った。15日も対ドルで10%下落。年初来の下落率は世界の通貨で最大となった。当局は政策金利の引き上げやルーブルを買い支えるための介入を繰り返しているが、「制御不能」(地元エコノミスト)の様相を強めている。

 またルーブル安に加え、報復措置として打ち出した欧米からの食料品禁輸の影響でインフレ率は10%近くに上昇した。市民は生活防衛で商品を買いだめするなど社会に影響が広がっている。

 ロシア中央銀行は15日、原油安が続けば2015年と16年は連続でマイナス成長になるとの予測を示した。一方、ロシアがウクライナから編入したクリミアを返還するつもりはなく、制裁解除の見通しは立っていない。

 プーチン大統領は「(制裁の)圧力に屈しない」と国内を引き締め、クリミア編入で跳ね上がった支持率は、直近の世論調査で85%と最高水準を維持している。だが、先行きの不透明感が強まる中、国民の不満が政権批判に転じる可能性は否定できない

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● 1998年のアジア通貨危機の時の様相を呈しています。二度ある事は三度ある。
  一度目は,もちろん1990年のソ連崩壊である。それから数えれば、三度目と
  なります。今回は3度目ですから、その崩壊は最もきついと予想できます。

● それをどう乗り越えるか?プーチン大統領の腕の見せ所です。参考になるのが
  1998年のアジア通貨危機の時の、当時のマハティール首相の対応です。

● 政権の危機に直面して、欧米の投機筋(ジョージソロス)を名指しで非難して、その投機筋の
  短期資金=投機資金の規制を行い、資本市場を管理して、さらに変動相場制を
  一時的に閉鎖して固定相場制とし、アジア危機を最もうまく乗り切っています


● ロシアはそもそも自由主義=資本主義国ではないのですから、変動相場制になる理由もない
  思いますがどうでしょう。資本市場が自由に開放されていれば、お金のあるものの
  勝利は当然確実です。


● つまり、金の力で、市場を自由に操作できるのですから、圧倒的に西欧が有利です。
  西欧の方針は確実になった(=ロシア制裁)のですから、いつまでも市場を
  解放しているのは???です。

● 現在の支配層を甘く見ているとしたら、間違いです。痩せても枯れても老いても、ライオンは
  ライオンです。特に手負いのライオンは危険です。今から2046年までは資本主義
  最後の悪あがきの時代に突入します。


● 金融帝国主義の最後の悪あがきが観られるのです。資本主義国仲間同士の共食いの前には、
  当然仲間ではない国々を犠牲にするのが先です。西欧のいう事を聞かない国々を
  食べつくすのです


● 政策金利を17%に上げたら、お金を借りて活動を行う企業は大きなダメージに陥ります。
  何処まで耐えられるか疑問です。そもそも欧米と対決するなら、金融政策も
  対抗すべきでしょう。
戦い方の見本を示してほしいものです。

● つまり、以前のマレーシアの様に、投機資金の規制と、固定相場制への移行と、金利の低下と
  企業活動の活発化を図るのです。更に資源価格を上げるための陰謀
も欠かせないでしょう。

● つまり、ウクライナへのガスの輸出禁止、ガスパイプラインの爆破事件の勃発による
  西欧の動揺を誘う等の陰謀が出てくる可能性があります。

● いずれにしろロシアの危機、資源国の最後の危機=資源価格の高騰の陰謀はその最後の
  仕上げに入ったと思われます
プーチンが耐え切れずにゴールドを売却した時が
  その最後の仕上げ
でしょうか?
  
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