フィールドノート

連続した日々の一つ一つに明確な輪郭を与えるために

10月19日(木) 晴れ

2006-10-20 03:31:07 | Weblog
  昨日の手帳の話の続きを少々。携帯する手帳はスケジュール帳(能率手帳)だけではない。私はスケジュール帳とは別に2種類のメモ帳(モールスキンの無地タイプ、ロディアのNo.11)を上着のポケットに入れている。モールスキンには保存しておく種類のメモ(何か思いついたこと)、ロディアには破棄されることを想定したメモ(たとえばその日のToDoリスト)を書き込む。能率手帳にもスケジュール欄+メモ欄の他に罫線の入ったノートとして使える頁が30頁ほど付いているのだが、私はこの部分は、あれこれのことをランダムに書き込むいわゆるメモ帳ではなく(そうするためには30頁では全然不足である)、演習の学生の名簿や、グループ研究のグループごとのメンバーや、授業の進行状況や、自分の研究者番号や科研費の課題番号といったよく参照するデータを書き込んだ(あるいは貼り付けた)資料集として使っている。ちなみに昨日と今日の「手帳の話」はモールスキンに書き留めたメモを元にして書いている。

      
              ロディア(左)とモールスキン(右)

  午後から大学へ。午後3時から一文の卒論演習。報告者の人数の関係で、いつもより1時間半ほど早めの開始。今年度の私の卒論指導学生は20名で、原則として毎回3名報告なので、全員の報告が終わるまでに7回(7週)を必要とする。卒論の提出は12月中旬で、演習は11月末までしかやらないから、後期に各自が報告する機会は1回しかない。非常に貴重な1回なのだ。報告をする学生も緊張するであろうが、コメントをする私も緊張する。問題点を的確に指摘し、且つ、締切までの期間の中で達成可能なアドバイスをしなければならない。つまりは1回勝負なのだ。
  「ごんべえ」でカレー南蛮うどんを食べてから、7限の基礎演習に臨む。後期のグループ研究のグループ決めを行う。ギデンズ『社会学』の中から各自の一番関心のあるテーマを申告してもらった上で、人気の上位7つの章を取り上げることに決め、それぞれの章を担当する7つのグループを決める。ちなみにその7つの章は以下の通り。

  15章 マスメディアとコミュニケーション様式
  9章 エスニシティ、人種、移民
  7章 家族
  16章 教育
  17章 宗教
  11章 貧困、福祉、社会的排除
  10章 階級、社会成層、不平等

  政治、犯罪、労働、政治、都市、身体、人口といったテーマは不人気であった。編成されたばかりのグループごとに集まってもらって、今後の研究の進め方について相談。なかなかに活気はある。ただし活気があるからと言って必ずしもグループ研究の質の高さが保証されるわけではない。すべてはこれからである。
  10時半、帰宅。風呂を浴び、『Dr.コトー診療所』の第2回の放送を観る。『だめんず・うぉ~か~』は切り捨てる。藤原紀香と山田優は好きだが、このドラマの中で彼女たちが演じているようなタイプの女性は好きではない。