フィールドノート

連続した日々の一つ一つに明確な輪郭を与えるために

10月24日(火) 曇りのち雨

2006-10-25 01:15:12 | Weblog
  昼から大学へ。スロープで、2限の授業(社会統計学)を終えて帰られるところの稲葉先生と遭遇。しばし立ち話。研究室でコンビニのおにぎり3個(梅干・鮭・昆布)をそそくさと食べて、午後1時からの新学部基礎演習ワーキングに臨む。基礎演習の担当教員(約60名)に対して12月初旬に実施するインストラクションに向けて、演習の具体的なイメージを固めていく。イメージが曖昧では担当教員を困惑させるが、かといって固めすぎては担当教員の自由度を奪うことになる。最適な均衡点をどの辺りに置くか。これが一番難しいところだ。会合は1時間半ほどで終わる。生協文学部店で以下の本を購入。

  坪内祐三『「近代日本文学」の誕生』(PHP新書)
  中野麻美『労働ダンピング』(岩波新書)
  大庭健『善と悪』(岩波新書)
  マイケル・スミス『道徳の中心問題』(ナカニシヤ出版)
  児美川孝一郎『若者とアイデンティティ』(法政大学出版局)
  アンソニー・パグデン『民族と帝国』(ランダムハウス講談社)
  イアン・ブルマ『近代日本の誕生』(ランダムハウス講談社)
  ウォーラーステイン『入門世界システム分析』(藤原書店)
  平野謙・小田切秀雄・山本健吉編『現代日本文学論争史』全3巻(未来社)

  午後3時から卒論関連の相談を一件。1時間半ほど。なぜか他の教員が指導している学生である。それから研究費の領収書の整理や現代人間論系の時間割の調整作業などをして、6時に大学を出る。
  蒲田に着いて、無印良品で来年度のカレンダーを2点購入。1つは「メモボードカレンダー」。月めくりのカレンダーの下にメモボード(ペン付き)が付いている。「今夜は夕食いりません」などの伝言メモを書くのに便利ではないかと。もう1つは「ポケット付壁掛けカレンダー」。月めくりのカレンダーの下にポケットが2つ付いている。請求書(振り込み用紙)や招待状や転居通知といった郵便類をとりあえず入れておくのにいいのではないかと。帰宅して妻に見せたところ、それほど感心してもらえなかった。今夜の『僕の歩く道』の中で、学校から96点のテストを持って帰った男の子が、母親からケアレスミスによる4失点を叱責される場面があったが、あんな感じ(ってどんな感じだ?)。男の子は母親に、夫は妻に、こうしてロマンを剥奪されていくのである。