フィールドノート

連続した日々の一つ一つに明確な輪郭を与えるために

1月8日(金) 晴れ

2010-01-09 12:12:31 | Weblog

  9時、起床。今日も青空。カレー、トースト、牛乳の朝食。フィールドノートを更新し、授業の準備をして昼前に家を出る。

  研究室のあるフロアーのトイレの個室の中から電気カミソリの音がする。誰かが髭を剃っているのだ。朝、髭を剃る時間がなかったのだろうか。それにしても、わざわざ個室の中でしなくてもと思う。鏡のある洗面台のところですればいいのに・・・、いや、電気カミソリの音=髭を剃っている、というのは固定観念で、もしかしたら彼(まさか彼女ということはあるまい)はムダ毛の処理をしているのかもしれない。男がムダ毛の処理をしてもおかしな時代ではないのだ。私は個室の中でパンツ一枚になって身体中のムダ毛の処理をしている男の姿を想像した。映像のない音というのは人の想像をたくましくさせる。
  3限の講義の後は、6限のゼミまで空いている。休み時間を入れると3時間半もある(11月末までは5限に基礎演習が入っていた)。速読すれば新書を一冊読めるくらいの時間だ。いつもより足を延ばして「早稲田軒」に昼食をとりに行く。天津麺を注文。玉子焼の柔らかな甘味とあんかけのとんがった甘辛があっさりしたスープと麺と渾然一体となって、実に旨い。

  食後の珈琲は「フェニックス」で。ゼミの始まる時間まで読書。昼間の時間は冬至で底を打って、いまは少しずつ日没が遅くなっている。

  今日のゼミはいつもより早めに、9時になる直前で終った(後半のケース報告が今日は1ケースだけだったから)。ゼミ論の話を少ししてから、「では、今日はこれで終わりにしましょう」と私が言うと、思わず、「ワー」と喚声(歓声?)があがった。あっ、そうなの、「えー」って言う人はいないのか。9時に終るのと10時に終るのとでは確かに身体の疲れが違う。いつものヘトヘト感がない。ただしそのヘトヘト感は充実感を伴った心地よいものでもあるわけで、ヘトヘト感がないというのは物足りないということでもある。


今日のスイーツはクリームパン