フィールドノート

連続した日々の一つ一つに明確な輪郭を与えるために

1月11日(月) 曇り

2010-01-12 02:46:11 | Weblog

  10時、起床。いつもより朝寝坊。祝日だからではなく、窓からの光がいつもより弱かったからだ。最初、時間がまだ早いのかと思った。そうではなくて久しぶりの曇り空だったのだ。


曇り日には曇り日の味わいがある

  朝食兼昼食は、卵焼き、葱の味噌汁、炊き込みご飯。録画しておいて『龍馬伝』第二話を観る。あんちゃん、面白いぜよ(『ひとつ屋根の下』と『ガリレオ』の福山雅治のモノマネを龍馬の口調で)。内容の面白さもさることながら、いま、高知県庁の「土佐・龍馬であい博」推進課で働いている卒業生のMさんに「頑張れよ」という意味でも、久しぶりに大河ドラマに1年間付き合ってみることにするか。

  午後はずっと来年度の講義要項を書いていた。授業が多いから一仕事である。授業概要はまだしも15回分の授業計画を書かなくてはならないのが面倒だ。非常勤の先生で後期の科目の授業計画をいまから書けるかと怒っていた方がいたが、まあ、そうおしゃらないで、となだめつつ、ごもっともですと内心思う。さらに今回から「授業の到達目標」という項目が新たに加わった。「学生が受講の結果として到達できる知識やスキルの水準をわかりやすく記載してください」とある。「○○を理解し、○○ができるようになる」といった具合にだ。語学や資格関連の科目なんかは書きやすいと思うが、教養主義的な科目というのはこういう功利主義的な尺度とは無縁のところで授業をやっているわけで・・・。正直に、「もしかしたら何かの役には立つかもしれませんが、そのためにやっているわけではありません」と書くべきだろうか。嘘を承知で、「女心・男心を理解し、恋人ができるようになります」とか書いた方がいいのだろうか。


科目名を変えなくちゃ

  ずっと書斎のパソコンの前に座っているので、小雀が、「かまって、かまって」という感じでまとわりついてくる。やたらに人の頭の上に乗る。以前はこんな馴れ馴れしくはなかった。肩に乗るのがせいぜいだった。それが近頃は図(頭)に乗っているのだ。肩に乗るよりも頭に乗る方が馴れ馴れしい行為であること、言い換えれば、親しい間柄だからこそ大目に見てもらっているのだというこを、小雀はわかっているのだろうか。わかっているから、以前はしなかったことを、いまはしているのだろうか。一度、この点は小雀に聞いてみたい。


ご主人様、今度の週末は空いているみたいですね。

  夕食を食べていたら同僚の那須先生から電話がかかってきた。「いま、いい?」と聞かれたので、正直に、「実は食事中です」と答えたら、「じゃあ、また後でかけます」と言って電話は切れた。しばらくして、こちらから電話をしたら、今度は那須先生が食事中だった。7時から9時の間の電話にはこういうことがたまにある。
  『コード・ブルー The second season』の第一話を観ていたら、娘が、「この二人の見分けがつかない」と言った。画面には新垣結衣と戸田恵梨香が映っていた。「馬鹿をいうな、全然違うじゃないか」と言おうとして、「あれっ、そういえば似てるな」と思った。メークが新垣が清楚な感じ、戸田が気の強そうな感じにしているが、それは元々二人がかもし出す雰囲気が似ているのを隠すためにしているメークのように見えてきた。もう一人の女優、比嘉愛未のかもし出すムードが独特なのに比べると、二人のムードは類似している。簡単にいえば、かわいい系の子が健気に頑張っているというムードである。新しい上司は椎名桔平か。堺雅人あたりにしてほしかったような気がする。