フィールドノート

連続した日々の一つ一つに明確な輪郭を与えるために

1月19日(火) 晴れ

2010-01-20 10:15:27 | Weblog

  9時、起床。ソーセージとキャベツの炒め、トースト、紅茶の朝食。小雀の爪がずいぶんと伸びた。伸び放題に伸びている。口ばしの方もこのままではいけない気がする。以前、田園調布の「小鳥の病院」で、先生がインコの口ばしや爪を爪切りで切って、そこに止血と消毒のために蚊取り線香を押し当てているのを見たことがある。たぶんああやるのがいいのだろうが、素人がやるのはおっかない。小雀を「小鳥の病院」に連れて行ったのは去年の10月末が最後だったので(そのとき「もう大丈夫です」と言われた)、その後の羽毛がしっかりはえてふっくらした小雀を先生に見てもらいたい気持ちもあるので、今日、午前中に病院に小雀を連れて行こうと思ったのだが、授業の準備でその余裕がなく、妻に頼んだ。妻は「はる(猫)は私の担当で、チュン(雀)はお父さんの担当なのに・・・」と不承不承であったが、連れて行ってくれた。私が大学へ行く前に妻は帰ってきた。先生は小雀を見て「ずんぶんしっかりしてきましたね」と言ったそうだ。はい、おかげさまで。先生のおかげです。自分の子供をほめられた親のような気分だ。予想したとおり爪は切ってくれて蚊取り線香を切り口に押し当てたそうだが、口ばしのほうは自然に欠けたりするのでこのままでいいでしょうとのことだった。驚いたことに「野鳥の爪切りは無料です」と一銭も受け取らなかったとのこと。まるで「赤ひげ」みたいな先生だ。
  午後から大学。3限の「現代人間論系総合講座2」はこれまでの授業のまとめと補足。実質的な試験問題の傾向と対策講座で、一種のセーフティネットである。試験問題を作成する人間が話をするのであるから、信頼性はきわめて高い。4限は空き時間。「早稲田軒」で昨日食べられなかったワンタン麺を食べる。


ワンタンのトロリ感がいい

  5限は大学院の特論。レポートの進捗状況の報告なのだが、出席者がいつもの半数(4人)である。進捗していないのだろうか。帰りがけに生協で以下の本を購入。

  レヴィナス『全体性と無限』上下(岩波文庫)
  土方定一『日本の近代美術』(岩波文庫)

  『ライアーゲーム』の最終回を観てから、広報課から依頼されている明後日が締め切りの原稿に取り掛かる。深夜に書き上げる。2000字を目処にと言われたが、2500字になった。これでもよいかどうか、とりあえず送ってみる。