9時、起床。真冬の太陽が戻ってきた。強い風を連れて。ハムトーストと紅茶の朝食。11時半に家を出て大学へ。ところが京浜東北線が架線故障のため大幅に遅れている。時間調整のため各駅での停車時間が長い。大学院の社会学コースの会議に遅れる旨を助手の方へ電話連絡する。結局、15分ほどの遅刻で済んだが、京浜東北線は本当によく止る。
「たかはし」のお弁当を食べながらの会議は2時に終わり、すぐに運営主任会。さらに続いて拡大基本構想委員会。最後の会議が終ったのは6時を回っていた。教務室にちょっと顔を出して雑談。それから現代人間論系室に顔を出して助手のAさん、S君と雑談。ヒートアップした会議の後は雑談でクールダウンする必要があるのだろう。
Aさんからお年賀を頂戴する。私がいつも上着のウチポケットに入れて愛用しているコクヨの測量野帖(フィールドノート)の特別仕様版だ。価格は緑色の普通仕様の倍以上する。しかも2009年だけの期間限定発売である。色は青、オレンジ、白の三色で、それぞれモモンガ、ツグミ、ヤマメのイラストが付いている。コクヨの測量野帳はスリムで、堅固で、書きやすく(上質紙、全面方眼、糸綴じ)、しかも安価(150円)という4拍子揃ったすぐれものなのだが、実用性に徹した作りで遊び心には乏しい。この特別仕様版は安価の代わりに遊び心を取り入れたものである。私はことあるごとに学生に測量野帳を薦めているのだが(思いついたことをその場で書きとめておくのに最適。私がブログを毎日書けるのもこれがあるから)、この特別仕様版なら女子学生の好みにも合うのではなかろうか。
S君は今年が助手1年目、Aさんは3年目でこの3月で任期満了である(4月からは非常勤講師となって「現代人間論系総合講座2」と「社会福祉援助技術現場実習」を担当する)。二人の日頃のご苦労に感謝して、食事にお誘いする。人形町「今半」のすき焼か、それとも「すず金」の鰻重あたりはいかがでしょうか。Aさんはちょっと考えてから、では「すず金」でという。安上がりの方をチョイスした。遠慮しなくてもいいのにと思っていると、続けて、「今半」1回よりも「すず金」3回の方が、と付け加えた。な、なるほどね。