8時半、起床。
朝食はとらず、10時頃、家を出て、大学へ。
公孫樹の落葉が進んでいる。黄葉の燃える公孫樹もいいが、すっかり葉を落とした後の、すっきりとした冬木立もいいものである。いまはその過渡期。
卒業生のIさんが研究室にやってくる。1997年3月の卒業で、私が早稲田大学で教え始めてまもない頃の教え子の一人で、ときどき「フィールドノート」にお子さん連れで登場するNさんと同期の卒業である(ただし、Nさんは人文専修でIさんは社会学専修)。卒業後は東大の大学院(社会学)へ進み、この度、博士論文「旧東ドイツ社会科学者が経験した『統一』―ベルリン・フンボルト大学における事例研究―」を完成させた。おめでとう。
「すず金」で鰻でも思ったが、混んでいたので、「五郎八」へ。昨夜に続いての「五郎八」である。
食後のコーヒーはIさんの希望で「カフェ・ゴトー」で。卒業生における「カフェ・ゴトー」の支持率は高い。
博士論文が完成したことで、これからは就職活動に取り組みたいとIさん。大変だと思うけれど、頑張って。
「カフェ・ゴトー」は窓際に正方形の大きなテーブルがある。8人は楽々座れる(12人くらいまでは座れるのではないか)。この席であればカフェ句会ができるだろう。マスターに聞いたら、どうぞどうぞ使って下さいとのこと。人数が確定したら早めに予約しなくては。
4限は講義「ライフストーリーの社会学」。今回は、60年代末の若者たちの反乱の話。現在の大学生からすればはるか昔の話である。そんなことがあったとは話には聞いていたが、という段階を越えて、えっ、そんなことがあったの、という段階に入りつつある。若者たちが共通の理念の下に直接的な行動(実力行使)に打って出ることはもうないだろうと、ほとんどの若者たちは思っている。でも、何が起こるかわからないのが未来というものである。
5限・6限はゼミ。3年生は明日から2泊3日のゼミ合宿なので、その準備のためゼミは休み。4年生はゼミ論の執筆が山場を迎えているので、ゼミは自由参加(質問等がある人のみ来ればよい)とした。教室に行ってみると、Nさん、Oさん、Iさん、Wさんの4人がいた。順次、相談に応じる。
こういう日でもスイーツタイムはある。馬場下の交差店の鯛焼き屋の鯛焼き。私は普通の鯛焼きを所望したが、変わった形状の鯛焼きもあった。私が不思議そうなまなざしを向けると、Wさんが「一口いかがですか」と自分の鯛焼きを私の顔の前に差し出した。えっ、齧れというの?「はい、かまいませんから」と言う。かまいませんと言われてもね・・・。
授業を終え、「maruharu」で夕食。
夜の営業(水・金)は今日で終わるそうです。
明日から2泊3日のゼミ合宿(鴨川セミナーハウス)。合宿中、ブログの更新はお休みします。