フィールドノート

連続した日々の一つ一つに明確な輪郭を与えるために

8月28日(木) 小雨

2014-08-29 12:00:30 | Weblog

8時、起床。

昨夜の残りのピーマンの肉詰め、サラダ(トマトとレタス)、トースト、紅茶の朝食。

午後1時に蒲田駅で俳句の師匠の紀本さんと待ち合わせ、「まやんち」へ行く。店主のますみさんに、「私の教え子ですが、私の俳句の師匠でもあります」と紀本さんを紹介する。

紀本さんは俳句ブログというのをやっていて、一日一句、自作の俳句をアップしている。その8月24日の句(436番)は次のようなものであった。

クリームチーズピーチメルバとくりかえす  直美

添え書きにはこうある。「最近の食べたいもの一位はピーチメルバです!!」

これを読んだ私は、さっそく、「まやんちのピーチメルバは今週が最後です。木曜日か金曜日、蒲田に来ていただければ、まやんちへご案内いたします」とメールをした。

紀本さんは八王子のご自宅から1時半かけて蒲田に来てくれた。

まず、キッシュでランチ。「まやんち」のキッシュは人気があり、私たちが2つ注文したので、今日の分は残り1つだけになった。

そして、予約しておいたピーチメルバと紅茶。

注文をいうとき、モモコさんに、「モモコさんのお名前のモモはピーチのモモですか?」と聞いたら、「はい、そうです」とのこと。そうか、桃子さんですか。ピーチメルバを注文するのに相応しい方である。さらにモモコさんはこう言った。「旧姓はモモタといいます」。えっ?! モモタモモコさんですか!これには驚いた。モモ尽くしではないか。きっと、小学生の頃のあだ名は「桃太郎」で、愛読書はミヒャエル・エンデの『モモ』だったに違いない。

紀本さんは「美味しい!」と唸った。「ここで一句」、と私は所望したが、ピーチメルバを俳句にするのは簡単にはいかないようである。でも、「どの道もさくさくさくらミルフィーユ」の作者であるから、そのうちピーチメルバの句も俳句ブログに載るではないだろうか。

句会をやりましょうと二人で相談したのが一年前の今頃であった。今度の10月の句会は一周年を記念しての初の吟行である。こんなふうに定着するとは私も紀本さんも思っていなかった。紀本さんの知り合い、私の知り合い、その知り合いの知り合いと徐々にメンバーが増えて、いま会員は10名である。2か月に一度というペースは季節の移ろいとリズムが合って、ちょうどよいと思う。

今日は紀本さんに句会のことで1つ注文をした。それは、紀本さんも句会のときに(他のメンバーのように)自分の作品の説明をしてほしいということである。プロの世界では句会で自作の説明をするのは野暮ということになっているらしいが(紀本さんの師匠の坪内稔典さんがそういうお考えの方のようである)、われわれの句会は本当に初心者の集まりであるから、自作の説明は面白く(「えっ、そういう意味だったの!」ということがよくある)、また勉強にもなる。だから野暮であろうと何であろうと、師匠が率先して自作の説明をしていただけませんかと。紀本さんは「わかりました。でも、本当にあまり考えて作ってないんですよね。ひらめきで作っているので」と言った。主観的にはそうかもしれないが、その一瞬のひらめきというものを、静止画像で、あるいはスローモーションで分析するれば、そのひらめきの無意識の構造やメカニズムが見えてくるのではなかろうか。

「まやんち」には2時間ほど滞在した。

蒲田駅の改札に紀本さんを見送って、私はまだお腹に余裕があったので、帰宅の途中で「Ibah TABLE」に寄って、コーヒーとアプリコットパイ。

あいかわらずガラス扉は素通しのままである。いまは午後4時の閉店だ、9月中旬からは夕方以降に延長するという。そうすると外は暗くて中は明るいから、ますます外から内部の様子が見えることになる。やはりすだれは必要と思いますけどね。

コンビニでおぎぎりを1個とカップ麺(ミニサイズ)を買って、家で食べる。これでようやく昼食を食べた気になった。

卒業生のSさんからメルマガに新しい記事を書きましたというお知らせのメールが届いた。以前、共感をめぐる男女の違いついて私が問題提起をして、それについての考察をメルマガに書いていただけませんかとお願いしたことがある。「夏休みの宿題」を夏休みが終わるギリギリに提出してくださったわけである。

夕食はポトフ。いつもとスープの味が違うのは、いただきもののトマトスープの缶詰を使ったからである。酸味があってなかなか美味しい。

深夜、ネットで、AKB48の「恋するフォーチュンクッキー」の動画を繰り返し視聴する。

2時半、就寝。