フィールドノート

連続した日々の一つ一つに明確な輪郭を与えるために

8月29日(金) 曇り

2014-08-30 11:02:23 | Weblog

10時、起床。

ポトフ、トースト、牛乳の朝食兼昼食。

 午後、大学に出るまでに、10日ぶりに「phono kafe」に顔を出す。先週、大原さん夫婦は北海道(釧路)に旅行に行っていたのだ。

梅ソーダを飲みながら、旅行の話を聞く。

旅行のお土産(お菓子)をいただく。

神楽坂で途中下車して、20日ぶりに(句会のとき以来)「SKIPA」に顔を出す。

アイスチャイとホットドックを注文。

宙太さんとのんちゃんはお盆休みは、毎年、新潟(寺泊)ののんちゃんの実家に行くのだが、そのお土産をいただく。

「梅花亭」でお八つを購入。「梅花亭」はお盆休みというものはなかった。店員さんが順繰りに休みをとって、店はずっと開けていた。今日は店員さんが全員顔をそろえていた。

キャンパスは、いま、34号館の改修工事が始まっている。

文カフェ前のスペースが机や椅子の置き場になっている。

33号館15階の武田先生の研究室に伺う。

岡部先生も交えて、春先から諸般の事情で延び延びになっていたAKB48の「恋するフォーチュンクッキー」をめぐっての鼎談がようやく実現した。

「梅花亭」で買ってきたお菓子(麩饅頭とみたらし団子)を食べながら雑談。

では、始めましょう。

今回の鼎談の発端は、武田先生がAKB48の「恋するフォーチュンクッキー」のミュージックビデオ、および全国津々浦々で起こった「恋するフォーチュンクッキー」のミュージックビデオの二次創作ブームに大変興味をもたれたことにあった(それまで武田先生はAKB48についてほとんど関心も知識ももちあわせていなかった)。そしてそのことを私や岡部先生に語ってくれたのだが、岡部先生は社会科学者らしい冷静さで社会現象としての「恋するフォーチュンクッキー」には批判的なスタンスで反応された。私は、両者の中間で、武田先生の熱中ぶりにナイーブなものを感じながら、同時に、岡部先生の批判には堅苦しいものを感じていた。というわけで、今日は武田先生と岡部先生の討論を拝聴しようというつもりでやって来たのだった。

しかし、実際は、ほぼ一回の授業(90分)に相当する武田先生の講義あるいは研究発表を聴いて、その後の武田先生と岡部先生との質疑応答を聴くという形になった。私は半分呆れ、半分感動した。いや、呆れたのは2割くらいで、感動したのが8割くらいだった。武田先生の講義(研究発表)はアマチュアらしい情熱と思い込み、そして映像論の専門家らしい方法論と考察に満ちたものであった(その具体的な内容については、もしかしたら武田先生がこれからどこかに論稿を発表されるかもしれないので、ここで紹介することはさしひかえる)。私が呆れたのは、ずっと一人で喋っていて私と岡部さんになかなか発言の機会を与えてくれないこと(これでは鼎談にならないじゃん)に対してであり、私が感動したのはそういうことも含めて、「恋するフォーチュンンクッキー」についてこれほど熱くかつ精緻に語る姿に対してであった。たぶん岡部先生も同様のものを感じたのではなかろうか。当初の批判的なスタンスは、質疑応答の場面ではいくらか勢いを弱めていたように思う。

4時から始まった鼎談は予定よりも1時間延びて7時に終わった。岡部先生は帰宅されたが、私は武田先生を食事に誘って、「五郎八」に行った。雑談がしたかった。

雑談を楽しんで、地下鉄の別々のホームでお別れをした。