9時、起床。
トースト、サラダ、紅茶の朝食。
10時過ぎに家を出て、目黒へ。
11時から編集作業が進行中の論文集の件で「学文社」のT社長と相談。
相談は2時間ほどに及んだ。一緒に出版社に行った池岡先生と目黒駅前の「丸富水産」という居酒屋で昼食をとる。
二人ともアジフライ定食を注文。
ふっくら、カラリと揚がった旨いアジフライだった。フライにして美味しいい魚介類はアジとカキが双璧だろうと思う。(後記:エビを忘れてました)
池岡先生から新著をいただく。
池岡義孝・西原和久編『戦後日本社会のリアリティ』(東信堂)
その足で大学へ。
いささかの時間差があるが、食後のコーヒーは「ぷらんたん」で。
今日は冬の曇天だ。
教員ロビーのメールボックスに来年度の早稲田大学仕様の能率手帳が入っていた。2017年1月から2018年3月まで、つまり年単位の手帖と年度単位の手帖を合わせた仕様になっていて、便利である。不思議なことに、市販の手帖でこの仕様のものはない。なぜだろう。1月始まの手帖と4月始まりの手帖の2タイプを出すよりも、この方がよいと思うのだが、2タイプ出した方がトータルの売り上げがいいからだろうか。
今日は6限に授業がある。「現代人間論系総合講座2」という論系の専任教員が全員、一人一回ずつ、講義を担当する科目である。
私は、前期の「総合講座1」で「カフェ文化論」というテーマで話をし、今日は「ブログ生活論」というテーマで話をした。
写真は講義の最後にリアクションペーター(感想)を書いてもらっているところ。受講生は14名で、本日の出席者は12名(モグリの学生が1名)。ゼミより受講生が少ない講義というのは初めてである(たぶん)。
夕食は「ごんべえ」でいつものカツ丼セット。
注文のとき、私が言う前に、「ご飯は軽めですね」と店員さんが確認した。はい、そうです。そのうち、注文する前に、「カツ丼、ご飯軽めですね」と確認されるようになるかもしれない。
「あゆみブックス」で本を4冊購入。財布に2000円しか入っていなかったので(確認してびっくり)、めったいに使わないJCB早稲田カード(JCB)を使う。カードは何かのために持ってはいるが、基本的に私は現金主義である。カードだとどうしても使いすぎてしまうのである。
ジェイ・ルービン『村上春樹と私』(東洋経済新報社)
片岡義男『万年筆インク紙』(晶文社)
亀和田武『60年代ポップ少年』(小学館)
『幼年の色、人生の色』(みすず書房)
帰りの電車の中で、一冊一冊パラパラと読む。楽しいひと時だ。周囲を観ると、みなスマホを見ているか、居眠りをしている。自分がハインラインのSF小悦『夏への扉』の30年間の「冷凍睡眠」から目覚めて街に出た主人公のような気分になる。電車の中で本を読むという行為は、知らないうちに世界から消滅してしまったかのようである。