フィールドノート

連続した日々の一つ一つに明確な輪郭を与えるために

12月16日(金) 晴れ

2016-12-17 11:08:54 | Weblog

6時、飼い猫のはるの鳴き声で目が覚める。この鳴き声は、他の猫=なつに向かって鳴いている声に違いない。起きて、居間に行くと、ドア越しに廊下にいるなつの姿が見えた。トイレに行きたい(雨戸を開けて)と言いに二階まで上がってきたのだ。私の姿を見ると、先に階段を下りて行った。雨戸を開けてやると自分から出て行った。部屋や廊下を点検したが、オシッコもウンチもしていないようである。えらい、朝までトイレを我慢できたんだ。少しして戻ってきて(トイレを済ませたのだ)、食事を欲しがるときの声で鳴いたので、餌を与える。

トースト、サラダ、紅茶の朝食。

午後から大学へ。

冬晴れの冷え込む一日である。

3時にS君がゼミ論を提出に研究室に来た。S君は留年生で、すでにゼミ自体の単位は取得しているので、ゼミの授業には参加せず、ゼミ論だけを個別指導してきた。彼が手土産に持ってきた洋風どら焼きを食べながら、おしゃべりをする。、

5限・6限はゼミ。いつもの教室では3年生がゼミ合同懇親会の準備をしている。4年生を別の教室に集めて、ゼミ論を提出してもらう。

ゼミ論提出の舞い。

一人一人からゼミ論を受け取る時、パラパラと点検し(主として書式について)、気づいた点を伝える。今後、ゼミ論集を制作するのだが、今回提出された原稿をそのまま載せるわけではなくて、校正作業を経て完成稿へと持って行く。

5時からゼミ合同懇親会。ゼミ論を提出し終えた4年生、これからゼミの中核となる3年生、来年度からゼミに入ってくる2年生が顔をそろえる。4年生と2年生が顔を合わせるのは今回が最初で最後だ。

4年ゼミ長のK君の挨拶。

乾杯。正面にはやれやれの4年生。

左手前には余裕の3年生。

右手前には緊張気味の2年生。

軽食をとりながら、しばし、歓談。 

2年生の自己紹介タイム(第1回)。5限から参加の11名。(2年生は19名で、女子15名、男子4名。これは3年生と同じ構成である)

2年生の自己紹介を真摯な態度で聞く3年生たち。来春から同じ教室で勉強することになる。

一方、4年生たちは、こんな感じで。

例年、合同懇親会は自己紹介と歓談が中心なのだが、今回は余興が準備されていた。「ヘキサゴン」というゲームである。各学年がほぼ同じ人数なので、学年ごとにチームとなり、正解者がどんどん抜けていき、一番早く全員が抜けたチームが勝利となる。

4年生は第一走者のつまづきが痛かった。 

回答は手を挙げていうのではなく、ボールを目の前にテーブルに置かれた瓶に当てて倒してからでないと回答できないのだ。

最後はアンカーの戦いとなったが、3年生チームが勝利する。

進行役を務めた二人。

2年生の自己紹介タイム(第2回)。6限から参加の6名。

4年生はゼミ論のテーマと後輩たちへのアドバイスを述べる。

最後に3年生が4年生と2年生へ向けてのメッセージを述べる。 

3年ゼミ長のSさんが〆る。

全員で記念撮影。

2年生のN君が360度撮影のできるカメラで撮った映像。

この後、4年生と3年生は飲み会へ。

私は研究室で雑用を片付けてから帰る。

夕食は蒲田に着いてから「吉野家」で。

すき焼き鍋御膳。

「サイゴン・バケット」はしばらく「修理中」の張り紙がシャッターに貼られていたが(いまも貼ってある)、別の店になるようである。 人も変わってしまうのだろうか。

今夜も私が帰宅すると玄関先になつがやってきて、家の中に入る。

ここがなつのお気に入りの場所だ。生前、母がよく座っていた場所で、母はなつをなんとか家猫にしたがっていたが、無理矢理家の中に閉じ込めようとしたりしたため、思う通りにはならなかった。この部屋には仏壇があるので、母は感慨深げになつを眺めていることだろう。いや、われわれには聞こえないことで、なつに話しかけているのかもしれない。

なつは今夜もお泊りだ。