フィールドノート

連続した日々の一つ一つに明確な輪郭を与えるために

12月26日(月) 曇り

2016-12-27 15:03:50 | Weblog

8時、起床。

トースト、サラダ、紅茶の朝食。

10時半から目黒駅前にある「集」(つどい)という名前のカフェでお二人の先生(どちらも私の先輩である)と論文集の出版の件で打ち合わせ。

その後、大学へ。

あゆみブックスの店頭に村上春樹の新刊の予告が出ていた。7年ぶりの本格長編(全二冊書下ろし)ですか。『1Q84』以来ということか。『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の旅』からは3年10カ月ぶりである。いずれにしろもうそんなに経っているのか。いや、3年10カ月なんてあっという間なんだな。

昼食は「たかはし」で。

肉豆腐定食を注文。

「ごちそうさまでした。どうぞよいお年を」とお店の方に挨拶して店を出る。

穴八幡に今年の一陽来復のお守りを返納に行く。

冬至のときのように外まではみ出してはいないけれど、境内には新しいお守りを求める長い列が出来ている。

今日はこれから研究室で二人の方と(別々に)面会の予定がある。

2時半過ぎに卒業生のミサさん(論系ゼミ3期生)がやってきた。約束したときは有給をとってくるはずだったのだが、午前中に仕事が入ってしまって、ランチをご一緒できなかったのは残念である。(彼女は「たかはし」の定食が大好きなのである)

前回会ったのは8月だったが、髪がショートになっている。もしかしてガッキーの髪型?と思ったが、秋に髪を切ったときは『逃げ恥』のことは知らなかったそうである。 

近況報告(秋から冬にかけての物語)をうかがってから、「カフェゴト―」に行く。

柿のタルトがあった!もちろん注文する。ミサさんにも勧め、彼女の好きなチーズケーキとハーフ&ハーフで。

「先日、街コンというものに初めて行ってみました」とミサさんは行った。ほう、ほう。で、どうでした?「う~ん、自分には向いていないみたいです」と彼女は答えた。たいていそういう感想をもつようであるが、でも、馴れの問題というのもあるでしょう。すべての社交には流儀というか作法がある。街コンも社交の一種であるから独特の流儀や作法があるに違いない。初心者はそれがわからない。だから違和感を覚える。たぶん新婚家庭だってそうだろう。一回のトライで自分に向いていないと判断するのは早いでしょう。「実は、二回行ったんです」と彼女は言った。そ、そうなんだ・・・。でも、三度目の正直ともいうからね(笑)。

どういう方法であれ、どういう領域であれ、自分の世界を広げていくというのはよいことです。その一方で、既知の世界を掘り下げていく、あるいは高みをめざすこともね。

今日は短い時間でしたが、次回は春の陽射しの中を散歩しながらおしゃべりをしましょう。新しい物語を聞かせてください。どうぞよい年を!

「カフェゴト―」は最近は日曜も営業しているため、月曜はマスターはお休みである。「よいお年を」の挨拶ができなかった。 

4時半に句会仲間の明子さんがやってくる。いつも忙しい人で、今日も出張先の京都から帰ってきたばかりである。(大きなキャリーバッグを引いて来た)

東京駅で買ったケーキをお土産にいただく。紅茶を淹れましょう。 

私は原則として一日に面会する方は一人(一組)である。それには時間的な理由や、倫理的な理由もあるが、より多く栄養学的理由によるものである。どうしてもスイーツを過剰に摂取することになるからである。しかし、年末はみな忙しいから、そうもいっていられない。

私はゆず風味のケーキ。

明子さんはモンブラン。

実は、彼女はケーキを3個買ってきた。それゆえ、写真には写っていないが、さらにモカクリームのロールケーキを半分食べた。

「単純な生活」に憧れます、と明子さんは、研究室のドアのところに掛かっている「単純な生活」と書かれた掛け軸(句会仲間の恵美子さんの書)を見ながら言った。たしかに彼女の生活はたんに時間的に多忙なだけでなく、空間的に複雑なところもある。東奔西走、右往左往。しかし、近況をうかがったところでは、予定通り1月末に博士論文が完成すれば、生活もだいぶ落ち着きそうである。

ここで番宣です。

彼女の勤務先の東京工業大学社会人アカデミー主催の連続講義(全5回)「コーヒーの科学」が1月21日から始まります。

「大久保先生のお知り合いでコーヒー好きの方はいらっしゃいますか?」と聞かれた。私自身はカフェ好きではあるが、必ずしもコーヒー好きというわけでない。あっ、いました、いました、カフェ仲間である放送大学の坂井素思先生、彼はコーヒー好きで、コーヒー通でもあります。

詳しくはこちら→

明子さんと次に会うのは1月の句会になるだろう。どうぞよいお年を。

7時半、帰宅。

夕食はカニシューマイ、

 

ブロッコリーと卵とベーコンの炒め。

とろろ汁。

それからサラダ、味噌汁、ご飯。

デザートは先日「あるす」でいただいた柿。

放送大学で教えていたときの学生であるHさんの旦那さんから喪中の葉書が届いた。学生といっても私よりずっと年長で、享年83歳だった。ご冥福をお祈りします。合掌。

1時半、就寝。