フィールドノート

連続した日々の一つ一つに明確な輪郭を与えるために

12月8日(木) 晴れ

2016-12-09 12:07:00 | Weblog

8時半、起床。

穏やかな冬晴れの一日になりそうだ。

トースト、サラダ(鶏のササミ)、紅茶の朝食。

コーヒーも好きだが、朝は紅茶と決めている。澄んでいるところが朝の食卓に相応しいと思うのだ。

お昼に家を出て、大学へ。

今日の雲は水面に薄く張った氷のような雲だ。冬雲ではなく、秋から冬への移り変わりの雲だ。

3限は大学院の演習。今日から新しいテキストを読み始める。

演習を終えてからの昼食はおにぎり。

4限はS君のゼミ論指導。今日で最終回。あと1週間、精一杯格闘してください。

5限は講義「ライフストーリーの社会学」。

講義を終えて、雑用を片付けているところに卒業生のメグミさんとリョウ君(論系ゼミ5期生)がやってきた。メグミさんが今日仕事終わりにやってくることは約束してあったが、リョウ君も一緒とは知らなかった。聞くと、一緒に来たわけではなくて、いましがたたまたまキャンパスで遭ったそうである。リョウ君は東大の大学院へ進学したのだが、なぜここに?実は明日が修士論文の提出日で、最後の仕上げの作業を馴れ親しんだ文キャンで行っていたところなのだそうだ。ほう、それはそれは。鮭が生まれ故郷の川に戻ってくるみたいな感覚なのだろうか。リョウ君は来春から民間のシンクタンクで働き始める。学部4年、大学院2年の計6年間の大学生活もあと数か月で終わりである。

3人で一枚の写真に納まるが、ちょっと物足りない構図だ。

 

腕を組んでみる。う~ん、連行される容疑者、あるいは施設に連れ戻される入居者みたいだ。

肩を組んでみる。うん、これがいいい。校歌でも歌おうか(笑)。

この後、リョウ君は作業に戻って行った。細部にこだわる男であることはゼミ論で知っている。たぶん作業は朝までかかるのだろう。

ゼミ同期の近況、そしてメグミさん自身の近況を聞く。

あらま。

おやま。

♪小山遊園地~(昔のテレビCMです)。

でも、それでよかったんじゃないか。

 「五郎八」に食事に行く。 

彼女は苦手な食べ物の多い人だったが、最近はかなり改善されたらしい。(以前、「五郎八」で新秋刀魚の塩焼きを注文したとき、出てきたものを見て、「これは何という魚ですか?」と聞かれたときはびっくりした。日本人で秋刀魚を知らない人がいるなんて信じられなかった)。

田楽。

薩摩揚げ。

牡蠣フライ。以前、彼女は牡蠣が食べられなかった。いや、正確にいえば、食べず嫌いだった。しかし、「五郎八」で私と一緒に牡蠣のバター焼きを食べてから食べられるようになったのである。

五郎八サラダ。トマトは相変わらず苦手らしい(私の息子と同じだ)。トマトは私が全部引き受ける。

モツ煮込み。

〆にうどんを入れてもらう。

 食後のお茶とケーキは「カフェゴト―」にゴー。

チョコレートケーキとさつまいもとリンゴのタルトのハーフ&ハーフ。

「結婚するならどういう男性がいいでしょう?」

これ、よく聞かれる質問である。どこまで真面目に聞いているのか疑問だが(だって専門外だし)、一応、こう答えることにしている。

 1.あなたのことを大切にしている(とあなたが感じれられること)。

 2.自分の意見をあなたに押し付けない(とあなたが感じられること)。

 3.この人と家族を作っていきたい(と思えること)。

 4.この人と年をとっても一緒にいたい(と思えること)。

配偶者選択の基準というものは数え上げたらきりがないところがあるが、気持ちの上でのポイントは上記の4つではなかろうか。ただし、これ、あくまでもこれから結婚しようとしている女性向けのものである。中高年向きのものではない。こんなこと、とても怖くて妻には確認できません。

閉店の時間(9時50分)までいて店を出る。私はちょっと研究室に戻る用事があるので、そこで彼女とは別れた。次に季節が変わる頃、また会いましょう。 

11時、帰宅。