8時半、起床。
12月もいよいよ終盤である。大学の授業も22日までである。あと3日頑張れば(頑張らずとも)、冬休みである。学期と学期の間にある夏休みや春休みと違って、冬休みは短いが、GWよりは長く、また、途中に年越しの行事もあるので、高揚感はある。
トースト、サラダ、紅茶の朝食。
ゼミ4年生たちにゼミ論集の編集作業の段取りについて説明したメールを出す。しかし、出した後で、年明け初回のゼミを1月13日(金)と勘違いしたことに気付く。正しくは1月6日(金)である。そうだった、松の内に授業が再開するのだった。気ぜわしいことである。訂正のメールを出す。
昼食は妻が買ってきた寿司。炙った鯖が美味しかった。
午後から大学へ。
4限は院生の研究指導。このところ毎回、Sさんの修論の指導をしてきたが、それも今日で終了である。
今日の茶菓子は「かっぱえびせん」と「ポッキー(苺)」。
6時過ぎに大学を出る。
蒲田に着いて「有隣堂」で雑誌を購入。
NHKの短歌と俳句のテキスト。
『TVガイド』。「月刊」のはずだが、2か月分ある。
夕食は、がんもどきの煮物、豆腐と納豆、サラダ、ご飯、味噌汁。
ご飯は鰻のかば焼きの炊き込みご飯で、これが本日のメイン。
10時から満を持して『逃げるは恥だが役に立つ』の最終回を観る。
わき役陣の物語のハッピーな顛末は最終回らしく楽しめたが、肝心の主役二人の恋の行方については、理屈っぽい説明が多く、「ダイバージェンシー(多様性)」の入門講座を聴いているみたいだった。脚本家が本を読んで勉強した知識が十分に消化されないままに説明に使われているような感じがした。このまま終わるとそれこそ「小賢しい」ものになってしまうところだったが、神社の境内で、二人がしっかりハグをして、周りがそれを祝福するというシーンが、「小賢しさ」からの救済になっていた。振り返れば、このドラマでは、いつも理屈(契約)と身体的接触が、ときには分離し、ときには融合しながら、ストーリーが展開してきた。「最終回」というのは難しいもので、これからも続くであろうこの分離と融合のストーリーに「一時の結末」を用意しなくてはならないのだが、視聴者はハッピーエンドを望みつつも、ドラマが本当に終わってしまうことは望んでいない(スペシャルや続編を期待している)。しかも、テーマが恋愛や結婚となれば、それは「永遠のテーマ」みたいなものだから、「一時の結末」はどうしても八方美人的なもの(みんなが幸せになる物語)にならざるをえないのである。おそらく視聴者の多くは、この結末に物足りなさや、肩透かしの感覚を味わいながらも、主役の二人の「かわいさ」に免じてこの結末を受け入れることだろう。
最終回はリアルタイムで視聴したが、ちゃんと録画もしてある。いまの私の迷いは、録画を消去する前に、いつもより長めなバージョンであったエンディングの「恋ダンス」を手本にして、その習得に励むかどうかである。