8時半、起床。
トースト、サラダ、紅茶の朝食。
昼前に家を出て、大学へ。
近所の専門学校で古い校舎の解体工事が続いている。首長竜たち。
昼食はおにぎりとミニカップ麺。「緑のたぬき」や「赤いきつね」は好きなのだが、部屋に匂いがしばらく残るのが難である。
3限は大学院の演習。「カップ麺の匂いがしませんか?」と学生たちに聞いてみる。「いいえ」とのこと。ミニだったからかな。
5限は講義「ライフストーリーの社会学」。
講義を終えて、研究室に戻り、しばらくすると卒業生のメグさん(一文、社会学専修)が仕事終わりにやってきた。
しばらくぶりである。今年の夏にお母様が病気をされて、入院、手術の後、しばらくらくお世話をしていたそうである。幸いお元気になられたようだが、大変でしたね。ご両親は私より年上の世代で、そろそろそういう事態が出現してくる時期である。メグさんと同じ頃の卒業生からもそうした話をときどき聞くようになった。
「五郎八」に食事に行く。
メグさんは蕎麦がダメ(アレルギー)なのだが、大丈夫、いろいろ食べるものはあります。
枝豆。
田楽。
薩摩揚げ。
卵焼き。
〆はご飯ものにしましょう。
二人とも天丼を注文(ご飯は軽めで)。
食後のお茶は「カフェゴト―」。チーズケーキとチョコレートケーキをハーフ&ハーフで。
「私、スーパーグランドスラムをめざします」とメグさんが宣言をした。ほう!これまでスーパーグランドスラムを達成した卒業生は3人で、それにあと一歩の人を含めて文化構想学部の卒業生ばかりで、第一・第二文学部時代の卒業生にはハードルが高いのだが(フットワークが身軽でないので)、挑んでみますか。これまでに「カフェゴト―」「まやんち」「フォノカフェ」は行っているので、とりあえず次回は「スキッパ」に行って、グランドスラムを達成しましょう。そのときついでにお隣の「トンボロ」にも行けますね。残るは「パン日和あをや」、「あるす」、「ポッタリー」となりますが、これらは「仕事終わりに」というわけにはいきません。土日(あるいは平日に休みをとっていただいて)行くことになりますが、時間はとれそうですか?
「先生が春休みや夏休みの時期にどこかで有給をとるべく計画したいと思います」とメグさんは言った。本気ですね(笑)。
閉店の9時50分までいて、店を出る。一緒に東西線に乗って、彼女は飯田橋で降りた。
11時、帰宅。
玄関先に野良猫のなつが来た。私がドアを開けると、私より先にサッサと家の中に入って行った。
午前2時頃になり、私が寝る前になつを外に出そうとしたが、今夜は冷え込むのだろう、出ていこうとしない。ソファーの上で丸くなって寝ているところを抱え上げてデッキに出しても、すぐに身をひるがえして、部屋の中に戻って来る。「今夜は帰りたくないの」と言っているようである。お泊り宣言か。しかし、問題はトイレである。雨戸を閉めずに寝るわけにはいかない。私が寝ている間にトイレに行きたくなったらどうするのだろう。起きているときであれば、二階にやってきてニャーと鳴けば雨戸を開けて外に出してやれるが(すでにそういうことはできるようになっている)、寝ているとは鳴き声に気付かないかもしれない。朝までトイレを我慢してくれればよいが、出来るのか。まあ、今夜、一度どうなるか試してみようと覚悟を決めて、私は寝ることにした。でも、気になってなかなか寝付かれない。今夜は寝不足になりそうだ。