フィールドノート

連続した日々の一つ一つに明確な輪郭を与えるために

7月31日(火) 晴れ

2018-08-01 17:08:25 | Weblog

8時、起床。

トースト、サラダ、牛乳、紅茶の朝食。

今日の『半分、青い』。娘の花野がおたふく風邪の後遺症で自分と同じように片方の耳が聞こえなくなったらどうしようと心配する鈴愛。過剰な心配のように見えるかもしれないが、親、とくに母親とはそういうものだろう。私は自分の母のことを思い出していた。私が小学生のとき校内での検査で色覚障害が見つかり、母は私を近所の眼医者に始まって、渋谷にあった(いまもあるのだろうか)国立の小児専門の病院まで連れて行って、診てもらった。結果は同じで、色覚障害は先天性のもので、治療の方法はない。本人としては、石原式の検査票の数字が判別できない以外は、日常生活にはほとんど支障のないものであったが、おそらく母は息子の将来を案じて暗澹たる気分であったろう(当時の一般通念では色覚障害があると理系のコースには進めないと思われていた)。また、色覚障害が母親を通じて男子に隔世遺伝するということも、母が責任を感じていた理由と思われる。もし私がタイムトラベルで当時に行けるなら、あなたの息子の色覚障害は人生に何の悪い影響ももたらしていませんよと母に教えてあげたい。

今日の最後の場面で涼次が鈴愛に「離婚していほしい」と切り出した。これについては明日の回を観てからだ。

2時ごろ、昼食を食べに出る。台風前のあの暑さが再び戻ってきた。

みなビルの影に沿って歩いているから、駅前広場の中央には人影がない。

多摩川線に乗って、下丸子(蒲田から3つ目)に行く。

駅を降りてすぐのところになる「喜楽亭」。月1ペースで行っているのだが、7月は暑かったこともあり、まだ行っていなかった。今日は7月末日、月1ペースは守らねばならない。

表の看板にはチキンカツ定食は700円となっているが、テーブルの上のメニューでは900円となっている。700円が正しい。最初は900円だったのだが、サービス品という意味だろうか、表の看板に出ている4品は値下げしたのである。ならば中の卓上のメニューも修正したらよさそうなものだと思うが、まぁ、卓上のメニューを見て、900円だと思って支払おうとしたら700円ですと言われて得したような気分に客はなるのだろうけれど(笑)。

 

メインの料理(チキンカツ)にご飯とみそ汁とお新香、さらに小鉢とサラダが付いて、これで700円は安いと思う。(ご飯は軽めで)

いつものように、他に客はなく、ご主人とたわいもないおしゃべりをしながら食べる

蒲田に戻ってきて、改札横の「神戸屋キッチン」で朝食用のパンを購入。

階段下の「31アイス」の店の前に人だかりができている。焼石に水、猛暑日にアイス。

昼下がりのサンロード商店街に人影はまばらだ。

食後のコーヒーは「テラスドルチェ」で。

鞄に入れてきた小山田浩子『庭』。その冒頭の一篇「うらぎゅう」を読む。都会に出て、結婚した女性が、離婚することになり書類に親の署名が必要となり田舎に戻ってくる。ちょうどその日は「うらぎゅう」と呼ばれる伝統の儀式が行われる日だった。彼女は「うらぎゅう」について知らない。祖父は深夜に彼女を起こして自転車に乗せ、「うらぎゅう」が行われている場所に連れて行く。・・・フォークロア的な空間の中に迷い込んだ都市生活者の困惑。自分の世界をもった作家だと感じた。

二編目の「彼岸花」は家に帰ってから読もうと店を出た。

それにしても、暑い。

花やで仏花と神棚用のお榊を買っていく。

夕食はラムチョップ。昼食がチキンカツだったので、夕食は肉でないほうがよかった。しかし、私が帰宅したとき、すでにラムチョップが解凍されていた。

せっかく7月末の目標体重をクリアーしたばかりだというのに・・・。これではまるでつらい減量に耐えたボクサーが計量後(OKが出た)に肉をムシャムシャ食べているみたいじゃないか。

冷奴(+納豆+モロヘイヤ)に先日「phono kafe」の大原さんにいただいた「よっちゃんなんばん」をかけて食べる。

デザートはスイカ。

よほどウォーキング&ランニングをしようかと思ったが、あまり連日だと疲労が足に溜まるのでやめておく。明日は軽めの食事を心がけよう。

2時半、就寝。