魚を発酵させて作る、いわゆる魚醤のひとつ。能登半島一帯では一般のスーパーなどで当たり前に買えるようです。タイのナンプラーや秋田のしょっつるなどに比べると香りは上品。塩気は同様ですが、使いやすい印象です。輪島、穴水界隈で販売されるいしり(いしると呼ぶ場合もあり)はイカが原材料ですが、七尾のこれだけはめぎすと呼ばれる白身の魚を使って作るので味も香りも独特です。七尾の「いしり亭」でのみ購入可能だ、といって経営者の女性がジマンしておられますた。ワカメ、海老、イカその他を具にしてホタテの貝殻を鍋に見立てて小鍋仕立てとした名物「貝焼き(かやき)」は出色。定食のほとんどに組み込まれておりますた。このお店、銀行の店舗だった建物を大幅に改修してギャラリーと小食堂を併設。独特の雰囲気はナカナカですが、お刺身定食のお刺身の包丁の入れ方やその他もろもろに主婦のカホリがしてよい!悪く言えば稚拙(爆)一部に居酒屋めいたメニューもあってビールやお酒を飲みながらでも楽しめる逸軒でございますよ!ところで七尾の中心部一帯はユニーを核にした商業施設がリニューアルしてホテルや図書館も併設されている。数年前に訪れたときとは段違いの美しさですぜ。風情はないが、きれいになりますた。