さて、そろそろ半袖があたりまえの季節ですね。そんなときにやはり気になるのが腕時計のコンディション(違)。んま、内部はそれこそプロフェッショナルにお任せする以外に選択肢はないわけですが、外装くらいはオーナーみずからお手入れしたいものです(←ばか)。
というわけで今回は防水性能ぴか一のオイスターケースを持つヨットマスターとGMT2をミガキ倒して見ますた!時計を磨く場合にはまずはケース自体の気密がしっかり確保されているのが大前提っす。すきまだらけのフクザツ系でこれをやらかしますと一発で内部メカがお亡くなりになりますのでご用心。用意するのはまず、フツーのスーパーで簡単に手に入るお父さん用獣毛ハブラシ。硬めと柔らかめが用意されているはずですから柔らか目をチョイス。これだけでもまあ汚れ落としには効くのですが、それではただのお手入れとかわらない。ここはいっちょ「新品仕上げ」に挑みます(←さらにばか)。車のミガキ屋で定番となっている仕上げ用超微粒子コンパウンド、今回は住友3Mのハード2を件のハブラシにとりましてみがくこと数時間(爆)・・・するとなんということでしょう(ビフォーアフターのアフター編のBGMここから)プールでこびりついた水垢やうちのマダムがこれでもかとつけてくださった小キズがあらかた消え去ってなんとも美しい鏡面状態がよみがえるでわありませんか(うっとり)。また、ヨットマスターではベゼル・インサートと呼ばれる数字が立体的に浮き彫りになっている部分にプラチナがつかわれております。さらに数字の周辺には蒸着めっきというのでしょうか、極微小な結晶塗装のような仕上げがしてあって、ミガキが非常に困難なパーツとなっています。よくみれば立体仕上げなぶん、ここにも水垢をはじめ汚れがたまっているようです・・・んま艶消しなわけですから(爆)それでも構わないわけっすが・・・ここにもキヨミズジャンプで(信じられない)ハード2を塗りたくっていきます。失敗したらどうしよう、と冷や汗モノだったのですが、ええい、ままよ、と、ばかりヤサシークブラッシングすると・・・ここにも匠からの贈り物がぁ~(爆)。
水圧がかからない程度に水を本体にかけつつさらにブラッシングを続けますとコンパウンドの粉が砕けてさらに細かいキズまで磨けてしまいます。コンパウンドが完全に洗い流されるまでしっかりブラッシングを続け、柔らかい布で拭きあげて終了!
というわけでほぼ新品状態を取り戻したヨットマスター・ロレジウム。私の鍛え上げた(うそ)ウデで光り輝くか、と思ったのですが、そろそろマダムにお返ししないと・・・(号泣)。
本格的にトケイが目立つシーズン前にお試しになってみてはいかがでしょうか>マニヤなみなさま。ただし磨きすぎやパツキン痛み気味のトケイに同様のことをなさいますと一発で「水没(完全意味明瞭)」となりますからご用心。オウンリスクちゅーことで(汗)