ところで、新車をかったときに付属してくるトリセツに書かれてある、各種パーツおよび、油脂類の交換サイクルというやつ。あれを守っている方、要注意でございます。
なに、正規ディーラーにいわれた通りにやって何が悪いの?ということになるでしょうが、そんなことではパフォーマンスの40%程度しか味わうことが出来ません。ディーラーの整備は3年あるいは5年後の買い替えが大前提。
クルマが10年、10万キロも保ってしまったのではそれこそショーバイあがったりですからね。故障しない範囲で、徐々に調子を落としてゆかせる、ここがキモっす。ご存知でしたか?
今回の車検整備はボクスターにとっては2度目。車齢5年にして、距離2万と少しというのはいかにも少なすぎですが、仕方ない。気になるのはこの最初の3年間に「ポルシェとして扱われていなかった」事実。ここのリセットがまずは大切。
初回の車検整備はポルシェジャパンで取得していただいたのちに納車。入手と同時にトクイチオートに入庫。各種油脂類と、電気、ブレーキ、アライメントその他、50万円弱の整備を施したのちに乗り始めたのが距離7000km弱の頃。
定期的な油脂類の交換とタイアのエアソリューションの進化で、ここまで非常にマイルドな乗り味を醸して上等だったのですが、いよいよタイアのゴムが限界(溝ではなくゴム質の問題です)である、との判断で交換したのが、ほぼ1年前。
今回の入庫の直後にトクイチオートのマイスターから、「オーナーさんが早期のタックインを望んでいるから、アライメント調整を行いなさい、とタイアにいわれているのですが、いかがいたしますか?」というお電話を頂戴したのですが、このようなあま~いヲサソヒを断れるわけがない(爆)。
じつはいままでのセッティングは、マダムが運転すること「も」想定された、どちらかといえば安定志向のものだったところを、私もそれに合わせて運転していたつもりだったのですが、どうやらタイアの減りまでは誤摩化せなかった模様。入手からマダムが運転したのはじつは一回こっきり(爆)。
せっかく彼女に合わせたアライメントと装備(=TIP-S)だったのですが、まあしゃーない。
というわけで、今回の調整は「レディス→メンズ」への仕立て直し、という内容だったそうです(完全謎のまま以下次号)。