嗚呼、オーベルジュへの道

長野県佐久市にあるホテル「おいまつえん」CEO兼こづかいさん(爆)の日常

そろそろ秋 次期FXさがしの旅にでる CAYMAN GT4

2024-09-15 18:21:27 | 加齢なるボクスター

ケイマンは、租税回避に使われる悪名高いリゾート地の名前です。島国らしいですが、資産かくしにこの国にある銀行口座が使われることが多く、ドラマや小説などでもずいぶん扱われたものです。

このクルマはそれとは無関係にケイマン諸島に生息するワニにイメージを得たとされる命名の理由がよくわからないモデルですが、基本はボクスターのクーペとして出発しています。

 ただし、ベーシックな2.7リットルエンジン搭載ではなく、3.2リットルのSからスタートしたのが印象的。すぐに2.7がラインナップされたのですが、上手い印象操作だったのかも。

モデルイヤーごとに進化しながら、デビュー当初には911とケイマン/ボクスターのあいだに厳然とあった、階級社会ならではの超えてはならない壁はSモデルやRモデルのリリースにつれて取り払われてゆきました。そもそもの出自が違うからです。

ケイマン/ボクスターが981となった頃からはパフォーマンス的にケイマンが911を上回っているのはすでに暗黙の了解。ミドシップレイアウト+フラット6エンジンの低重心がもたらすそもそもの素性のよさは否定のしようがないわけです。

持って生まれたスポーツカーとしての才能は、黙っていてもそこはかとなく光っちゃうわけです。

ここ、911では逆で、リアエンドに置かれた重量物がもたらすさまざまなネガを克服する歴史。持って生まれた才能を磨くのではなく、ネガをつぶしてゆく過程で進化を遂げたという大きな違いがございます。

911との上下関係で論じられたのは997世代まで。991/981世代に進化してからは方向性の違うスポーツモデルということで棲み分けを図り、それぞれ別の進化をたどることにしたのだ、という解釈で間違いないと思います。

それですと、このGT4 の圧倒的なパフォーマンスも説明がつくというものです。今回そのトップオブザレンジに乗ってお昼ごはん食べに連れて行ってみよ、とのオーナーの御託宣。

単体での購入価格で200万円を上回るはずのカーボンバケットにアクロバットでまたいで座ります。ううむ、平常心でいられるのはオーナーさんだけです。

「ドギャーン、ズボボボボ〜(スポーツエギゾーストが当然のように装備されています)」とエンジンを始動するだけでもうふるえあがる始末(爆)。遮音材が省いてあるのか、さらにうるさい。

うわー、早く発進しないと、うるせーとかいって、近所じゅうから電話がかかってくるぞw。といって怯んでしまいそうになりますから、PDK  のノブをDに入れて発進いたしますと

(ここからビフォーアフターのアフターのほうのBGM)。

500m離れても聞こえるエグゾーストノートを轟かせつつも、うちのB子さんと同じ発信をなさるではありませんかっ!しかもジャリジャリーというギヤ音を轟かせながらもまたしてもB子さんと同じ1速のマナーでもってクルマが動き出しますたw

行き交う人が、なつかしーボーソー族(完全死語)が来たw、という目でこちらを見ています(爆)。

詳細次号


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