さて、肝心のハンドリングでございます。これね、あまりにも違うので、もうタイヘン!
従来のセッティングでは、コーナーへの進入時にブレーキングを遅らせて、フロントタイアへの果汁移動を意識しつつ、巻き込むような動きを作りながらでないと、キレイに曲がれない、という印象でした。
ありあまる安定感はこれはこれでありがたいわけですし、タイアのグリップ圏内だったら、どこまでいってもキホン、オンザレール。つまり強めのアンダーステア~ニュートラル。
ところが、今回のこれはなんだ?
従来通りにフロント果汁でステアリングを回しながらの旋回ですと、切れ込みすぎてダメ!グラグラきちゃう。
回頭が速すぎて、このままではけしてキモチよくない。どうやらドライビングスタイルを変えるのを要求されているらしい(爆)!
ナヌー?となって、いろいろやらかすうちに(爆)、クルマにいわれているのに、気がつきました。
「ステアリングではなく、アクセルで曲がんなさいよ!このヘタレがぁ~(ここMr.オクレの声で)」と。
ウキャー!!そこに気がつけばもうこちらのもの。「イニシャルD」でしたら、ここまででゆうに5話分になるところですが(爆)、そんな5週間も待ってられまへんがな(爆)、とにかくそういうこと。
ブレーキングを早めに終了ののち、コーナーのRにもよるのですが、とにかく出口を早めに読んで、早期のアクセルオンを巧妙に行いながら、フロントの軌跡をコントロールする、とそういうワザが要求されているのがこんかいのセッティング!!
ううむ、たのすぃ~!!登りはまあ、トルクもそこそこですし、キモチよいのは事実ながら、2.7なので911と比べたらアレなんですが、下りときたら、もう本当にアトラクションの世界(完全意味明瞭)!
このように書きますと、旋回時には不安定なのでは?というギモンを禁じ得ないところでしょうが、逆。旋回時はアクセルオンなのです!
したがって、アクセルオンと同時に、リアにどっぷりとトラクションがかかるうえに、車両ぜんたいが安定方向に向かうのが非常にリニアに感じられてタマランチ会長!
これ、もうお宝やわぁ~(さらにMr.オクレ調で)
以下次号。