黒板の裏側で~おうみ進学プラザの毎日~

おうみ進学プラザは滋賀県の学習塾。困って、喜んで、泣いて、笑って、そして時々怒って。塾のドラマを実況中継します。

カチカチと、おうみ塾「春の教育セミナー」開幕。

2007-03-19 19:15:21 | Weblog
昔むかし、その昔、「紙芝居のおじさん」というのが来ました。中国山地の小さな村だったけど、それでも来た。あっ、今大ヒットしていて映画にもなる少年野球小説「バッテリー」の舞台、あれは岡山県新見市で、私の村からは近いのですよ。他には「八墓村」も近い。あの話は元になった実話がありまして…でも、これは自慢にならんなぁ。故郷の悲話だからやめときます。
で、紙芝居のおじさん。自転車にタンスのような箱がついていて、カランカランと鐘を鳴らしながら来ます。到着するとラッパを吹き鳴らす。カチンカチンと拍子木も打ち鳴らす。それを聞いて、村中から子供たちが集まります。で、お菓子を売ります。引き出しから次々と材料を出して、手品のように。水飴を細工したり、センベイに何か塗ったりして、楽しいお菓子を作ってくれます。値段は10円だったかなぁ。
紙芝居が始まります。「黄金バット」と「鉄仮面」を覚えています。が、私の場合、お小遣いが少なかったから、お菓子を買うことができないこともある。後ろの方で見ていると「タダ見はおえん。帰れー!」と叱られました。岡山弁の「おえん」は標準語では「だめだ」で、関西弁では「あかん」です。前の方で見ているお金持ちの子がおらやましかった。でも、そういう格差を気にしない時代でしたね。お金持ちの坊ちゃんも貧乏な家の子もゴチャゴチャと混ざりあって遊んでおりました。
さて教育セミナー。新兵器の「プロジェクター」一式を持って回って、紙芝居のように。お菓子の販売はありませんけど。スタートは西大津教室。西川先生が教室長としてデビューしました。「前の日に黒板に書く練習をしたのに、おまくいかなかった」と反省していましたが、保護者の前で堂々と話していましたよ。
うまくいったかどうかよりも、きちんと情報を伝えられるかどうかが問題で、「うまく話す。上手に演じる」ということについては、あんまり気にしなくていいのです。紙芝居一座は、西大津から堅田へ移動して午後の部。堅田では平松先生がデビュー。やはり緊張していました。
今回のプロジェクターの画面は樋口先生(水口城南教室)の作品で、非常にシンプルである。黄金バットも鉄仮面も登場しません。
滋賀県の最新の情報をお伝えしようということで、順番に開催します。明後日の21日(水曜日)は瀬田教室&栗東教室へ。出演者のブロック長と教室長は変わりますけど、私だけは同じ。慣れてしまっていい加減にならないように、気を引き締めていきますよ。心の中で拍子木を鳴らして。
今日の写真は、甲西教室の授業。西の横綱・小野先生です。生徒たちは青春の体操服。どうやら瀬田川より西では体操服で塾に来る生徒が多いようです。部活がとてもさかんですから。「部活と勉強の両立」を体現していますね。小野先生も負けないように横綱のまわしで土俵入りしましょう。



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