黒板の裏側で~おうみ進学プラザの毎日~

おうみ進学プラザは滋賀県の学習塾。困って、喜んで、泣いて、笑って、そして時々怒って。塾のドラマを実況中継します。

難しい…というか、変なヒネリですね。滋賀県の理科。

2008-03-06 14:05:24 | Weblog
朝から滋賀県の県立高校入試問題の理科を解いて、ぶつくさと。ここ数年、どうも出題傾向が奇怪ですが、これはクロウト受けをねらっているのだろうか。ごく普通の中学生にとっては迷惑なだけじゃないかなぁ。今年の理科も難しい。その難しさが非常に不愉快な難しさ。剛速球でもなく、鋭いカーブでもなく、フォークボールを投げられたような印象です。解きながら「こりゃあ、素直な普通の中学生には解けないわい」と生徒たちの顔が次々と浮かんで、心配になった。化学分野の問題では、こっそりと問題の途中で水溶液の水の量を変えてある。意地悪!
スイスイスラスラとは解けず、何回も「くくく。クッソーッ。エイヤ、エイヤ」と頑張りました。1カ所、まともにミスした。
最近の理科の出題者は、理科の好きなオタク系の教員で、しかも運動部の経験が無くて、それで「理科は好き。生徒は嫌い」という性格の悪い人物に違いない。
私の推測では、点数が団子になってますね。理科の学力と得点が比例しない。
理科が得意な子も、苦手な子も点数には大差がないだろう。で、結果的には英語と国語の勝負になっているのじゃないか。
福井県の高校入試問題は「さすが学力日本一の県」という高品質の問題。奈良県もよくできている。滋賀県も「生徒たちの学力と努力をきちんと測定できる入試問題」というものを編成してもらいたい。狭い世界の教員同士で「ほほう。なかなか凝った問題ですなあ」と誉めて、誉められて喜ぶような問題では、生徒たちが可哀想。ぶつぶつ。理科が苦手だという生徒諸君は「難しかったー」と泣いているだろうけど、結果的には「理科が苦手な生徒にとっては、むしろ有利」ですね。
結果を待つ間、クヨクヨしていても仕方がないから、せっかくの春。外へ出かけてキャッチボールをしたり、この機会に本でも読もう。春は近い。
今日の写真は、大学生を対象にしたセミナーで「塾の仕事」を語る高木先生。いきなり花が飾ってあるのはわざとらしくて楽しいですね。この花を買ってきたのは高木先生、花瓶に生けたのは西川先生です。見事な西川流なり。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする