黒板の裏側で~おうみ進学プラザの毎日~

おうみ進学プラザは滋賀県の学習塾。困って、喜んで、泣いて、笑って、そして時々怒って。塾のドラマを実況中継します。

石巻市の雄勝中学校。生徒たちは仲が良くて、そして頑張っています。

2011-07-28 19:17:44 | Weblog
宮城県石巻市から本日帰還。南郷教室の荊木先生と私の二人、石巻にある雄勝中学校へ授業の出前に行ってきました。地震と津波で大きな被害を受けた地域です。実は、25年前に一度、雄勝へ行って民宿に泊まったことがあります。きれいな海で、子どもたちが泳いでいました。あのときの子どもたちが、今では親になっているはず。雄勝中学は津波で壊れてしまって、生徒たちは高校の分校の一部を借りる形で学校生活を送っています。
校長先生の「子どもたちにとって、ここからは勉強もしっかりと。こんな時期だから、塾の力も借りよう」という御意向を受けて、塾の先生たちが応援に。私もその一部なりと。大学生も部活と勉強の応援に駆けつけていました。
雄勝中学の生徒たち、明るく元気よく、そして仲良く頑張っていましたよ。ものすごい災害の後なのに、しっかりと部活&勉強に取り組んでいた。驚いたり、感激したり。
私は「かえって私たちが元気をもらいました」という表現が大嫌いですが、「こりゃあしっかりと授業をしなければ」と、一層気合いが入りました。
普段は塾に行ったことのない生徒たち。災害で授業の開始時期が大幅に遅れて、環境にも大きなハンディがある状態。「レベルとスピードをどう調整しようか」と思案しつつ開始しましたが、生徒たちの学習意欲がものすごく高くて、結局はおうみ進学プラザの中3向けの夏期講習会授業をそのまま実施。ちゃんと食いついて来てくれた。
都道府県テストは、「テストしますよ」と予告して、三日後にテストを実施。新潟県、栃木県などは書きにくい。鳥取県は「鳥」が先か「取」が先か。宮城県の生徒諸君には西の方はなじみがない。それが、テストしてみると47全部正解1名。漢字のミスで46の生徒が多数。頑張りましたー♪この勢いで夏を駆け抜けて秋へ、冬を越えて春へ。そして未来へ。雄勝中学の皆さん、期待していますよ。
新幹線を米原で降りて、彦根教室と野洲教室へ。滋賀県の少年たちも頑張っていましたが…。う~む。
夏期講習会は進む。ちょっと暑いぐらいでブーブー言わない!この夏は全力で。
写真は石巻市雄勝町の学校のようす。まだまだ復旧も復興も始まっていません。そして出前の授業をする仙台進学プラザの先生です。

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