黒板の裏側で~おうみ進学プラザの毎日~

おうみ進学プラザは滋賀県の学習塾。困って、喜んで、泣いて、笑って、そして時々怒って。塾のドラマを実況中継します。

小雨の晩秋。いきなり衆議院が解散されますね。

2012-11-15 11:50:18 | Weblog

伊吹山では初冠雪とのニュース。小雨が降ってしんしんと冷え込んでいます。冬が来ますね。
晩秋の読書は、四方田犬彦著「みることの塩・パレスチナ・セルビア紀行」。この人は軍事政権下の韓国に留学した猛者で、学者かジャーナリストかわからないような印象。この紀行文でも「いくら研究のためとはいえ、よりによってまぁ、危ない場所へ行くものだ」と感心してしまいます。観察も文章も「さすが!」という本でした。が、とにかく分厚い。高村薫「黄金を抱いて翔べ」はゴチャゴチャしていて難儀でした。書店で派手にPRしているけれども、失敗作かも。
小泉武夫著「くさいはうまい」は面白かった。くさや、納豆など発酵食品の話です。滋賀県名産のフナ寿司も登場します。
この人、研究のためなら何でも食べるらしい。「食べた虫の種類を列記しておきます」ということで、「ゲンゴロウ、赤蟻、コオロギ、バッタ、タガメ、ゴキブリ、イボタノムシ、蝉、クワガタ、カタツムリ、ハチ、ハチノコ、クモ、蛾の幼虫」と並べてあります。うむむむ。田舎者の私でも無理ですね。この中で私が食べたのはバッタ、ハチノコぐらいです。筆者に勝っているのはカミキリムシ、カイコぐらいか。
いきなり衆議院が解散の激流へ。久々に「政治家の決断」というのを見たように思います。野田首相は自分の頭で考えて、決断して、自分の言葉で話をするところが魅力的。今回も腹が据わっていたし、言葉も強かった。リーダー・シップですね。
フォアボールとデッドボールとエラーで野球の試合が進んでいくような政治だったのに、野田選手のバットからカッキーンといい当たりの打球が飛び出したような感じ。
火鉢をひっくり返したような選挙になるだろうけれども、この混沌の中から新しい惑星系が生まれたらいいなと思います。
おうみ進学プラザでは「勉強の秋キャンペーン」が終盤の山場へ。まもなく「秋の作文コンテスト」が開幕しますよ。
写真は野洲教室の竹中先生。電話帳でグイグイと押していきます。

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