黒板の裏側で~おうみ進学プラザの毎日~

おうみ進学プラザは滋賀県の学習塾。困って、喜んで、泣いて、笑って、そして時々怒って。塾のドラマを実況中継します。

お米で「学問のすすめ」。

2012-11-24 10:04:52 | Weblog
福澤諭吉「福翁百話」は歯応え充分でガチガチに固い本でありまして、引き続き苦戦中。でも、この人の学識の深さには驚きます。近代日本の思想的な骨格を築き上げた偉人だから当然のことで、「何を今さら」ということですが。単に「人間はウンヌンで、世の中はカンヌン」という評論だけにとどまらず、孔子からニュートンまで、宇宙から細胞や微生物までを縦横無尽に論じています。「学問のすすめ」を書いた人で、慶應義塾大学を設立。一万円札に肖像が載っている。そういう表面だけの知識でした。反省。
それにしても、ふぅ、「百話」とあるのに、まだ6番目の「謝恩の一念発起すべきや否や」のあたりで難儀しています。文中に「以上の議論あるいは凡俗中流以下の人に解し難き所あるべし」と。ギョッ。解しがたいかも…。これは気を引き締めて読まなければなりませぬ。
甲西教室へ。小野先生と鼎先生に「作文コンテスト」のお米をかついでもらって記念写真を撮影。小野先生が「宮城県産ひとめぼれ」30kgで、先輩の鼎先生は「滋賀県産こしひかり」10kg。小野先生は「美味しそうなお米。このまま持って帰りたい」と。じゃあ「夢を実現するために」の作文を書いて入賞しなければ。
居合わせた少年にも持ち上げてもらって「お米の重さ」を体感してもらいました。これが勉強の手応えに通じるのです。お米で「学問のすすめ」ですね。

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