黒板の裏側で~おうみ進学プラザの毎日~

おうみ進学プラザは滋賀県の学習塾。困って、喜んで、泣いて、笑って、そして時々怒って。塾のドラマを実況中継します。

大崎八幡宮の「はだか参り」随行記。その2です。

2017-01-16 18:23:32 | Weblog

滋賀県南部は今日も雪。このあたりの積雪は20㎝ぐらいかな。もっと積もるようなお天気です。あきらめて、久々の雪景色を満喫しましょうか。
仙台市・大崎八幡宮の「はだか参り」随行記、その2。
民俗学的…ま、だいたいそんな感じの…考察から。
大崎八幡宮の拝殿には参拝者が詰めかけており、拝殿前で柏手の参拝。その柏手の内側、神様の側に「はだか参り」の白装束の男女が入っていきます。つまり、拝まれているエリアに位置する。これは「はだか団員」が人よりも神の側に立っていることを意味します。
白足袋、ワラジ、男子は白いパッチに白いさらしを巻き、腰には縄を巻いて白い切り紙を吊り下げる。女子は上半身に白装束をまとう。白いハチマキ。
これは神そのものではないが、神様に近い姿でしょう。行進中は口に「ふくみ紙」をくわえて、沈黙して歩く。響くのは手にした鐘の音。厳しく、粛々とした行進です。厳寒の行進で、神の領域に接近していくのです。
以上、そんなことを考えながら随行したのでした。
おうみ進学プラザ参拝団は3名+ついて歩くだけの私。
一番大変なのは男子の西村先生(守山)で、上半身はむき出しの裸。女子隊員の星本さん(事務センター)と岡田先生(唐崎)は上半身に白い衣装を着るから「男性よりはずっとましですよ」と。それだって厳しいだろう。
「とんど祭り」の一種で、同様のものは日本中にあります。滋賀県内にも各種ある。概して西日本タイプは「ワッショイワッショイ型」が多い。仙台市は「静寂忍耐型」です。同じことを関西でやったら、拝殿の手前の石段で待たされる間に…これが長いのです、本当に…堪忍袋の緒が切れるのじゃないか。「こっらアアアー。前のヤツ、早う歩かんかー!」「押すな、あほー!前が詰まっとるんや。わからんのか、ドアホ」「神社のヤツら、何をモタモタしとるんじゃー。御祓いなんか、とっとと片付けてしまわんかー。しばくぞぉー」と…乱闘騒ぎ発生かも。
東北人の粘り養成講座のような行事でした。歩きとおした人は、神様の御利益以外にも、きっと何かを得られますね。
おうみ進学プラザ班の星本、岡田、西村の3名も、冬の東北で鍛えられて、ますますパワー・アップしたかもしれません。生徒諸君&社員の皆さんは覚悟して。
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