黒板の裏側で~おうみ進学プラザの毎日~

おうみ進学プラザは滋賀県の学習塾。困って、喜んで、泣いて、笑って、そして時々怒って。塾のドラマを実況中継します。

少年よ…とクラーク博士は言ったけど、男女共学の現代では少女も…大志をいだいて北海道大学を目指せ。

2019-11-01 20:11:26 | Weblog

大学入試の英語・外部試験が中止になった件。
文部科学省の木っ端役人が思いついて、英会話ビジネス企業やら受験産業にチンチンドンドンと鉦や太鼓で踊らされて…今日になって「導入延期」と。
こりゃあ無理だな、という空気は濃厚に漂っていましたね。
過ちを改めるに、ためらうことなかれ。延期に踏み切ったのは、そこはまあ偉いです。良い子。
元々が無茶な話でした。
根本的に、「日本人は英語をペラペラしゃべったり、ポレポレ聞き取ったりできなくていい」という実態があります。誰も海外に就職したり、移住したりすることを望んでないですから。日本には「中国人は必死で英語を勉強する」、「韓国人は欧米の大学へ行きたがる」、「フィリピン人は家族のために…」などなどの状況はないわけで、だから「英語を話す。聞く」にはエネルギーを使いません。せいぜい「海外旅行に行ったときに、英語が話せたらカッコイイな」とか「もしも外国人に道を尋ねられたら…」などの程度。
「留学したい」と言っても、海外生活ワクワク体験の要素が強い。
それなのに文部科学省はヘラヘラと動いてしまった。英語ビジネス業界は「チャンス到来♪」と盛り上がった。
地方の公立高校は不利。
山間部の僻地の高校生や離島の高校生は困り果てる。
そういう不平等の問題も、最初から指摘されていた。
60万人の受験生が英語を話して…かなりヘタクソな英語だと思いますよ…それを聞き取って採点するのは誰ですか?お一人様3分でも、受験生全員となると…無理!
公平な採点が可能なのかな。試験から合格発表までの短い日数で判定できるの?
ま、一応は延期ですけど、再実施の内容は簡易化されるでしょう。問題が何も解決しないだろうから。
落ち着いて、オーソドックスな英語の勉強を積み重ねていきましょう。柱は「読む&書く」で、単語や文法は大事です。これからは「聞く&話す」も忘れてはいけませんよ。そういうことで、「あのテストが得!」、「いやいや、こっちの方が合格しやすいと聞いたぞ」などと姑息なことを考えず、真正面から英語を勉強しましょう。
今日は保護者の皆さまとの集まりがあって、河合塾マナビスの前川先生が最新ニュースを解説しました。
昨日と今日で情報が違っている。何しろ今朝のニュースだったから。
高校生たちが混乱しないように、河合塾マナビスの校舎では正確な情報をお伝えできるように準備しています。
写真はハロウィン。
こんな変装をした生徒が登場しましたー。夜中に出会ったら怖いかも。
生徒たちがしきりに「チックタック…?…ナントカ」と言いながら近づいてくる。
「お菓子をちょーだい」
あげませーん。私にはそのような西洋の風習は理解できないですから。まあ、楽しそうに来て、真剣に勉強していたから、その点はヨロシイです。
写真の後半は北海道大学。
札幌での研修大会の機会にキャンパスを歩きました。広い。そして美しい。
少年よ…少女も…北の雄・北海道大学を目指して頑張れ。
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