King Diary

秩父で今日も季節を感じながら珈琲豆を焼いている

Game6今日で決まってしまうのか?

2005年06月23日 00時43分33秒 | バスケ
June 21, 2005
SBC Center,
San Antonio, TX
Attendance: 18,797

FINAL 1   2  3  4  T
Pistons 23  23 25  24 95
Spurs 23  24  20  19 86
サンアントニオに帰って、本来のダンカンを中心とした
多彩なオフェンスをみせるスパーズに戻れるのか、スパーズは
相手のどんなスタイルにも合わせて、早い展開には早い攻め、
ロースコアの守りあう展開には、固いディフェンスとなんでも
出来るチームです。そして、相手の一番得意とするスタイルで
相手以上にそれをやり、相手をくじいてきたチームです。

ピストンズは、しつこくしっかりと守り、相手にぴったりと
付いていき、最後のクゥオーターでどかんとやるチームです。
先発5人が二桁得点の全体バスケットです。そしてそのスタイルを
支えるのは、全員のくじけない気持ちです。シャックのいるヒートを
破った時点で私は、ピストンズ優勝を信じていました。このファイナル
においてハミルトンはまったくシュートが入らなくなっており、それは
ボーエンのディフェンスがそうさせているのであり、いつも30点も入る
ハミルトンのところが封じられていても、勝てるピストンズの底力です。
しかし、この試合ではハミルトンが後半から入るようになってきて、得点
パターンに厚みができました。そして、ビラップスの3も入るようになって
きました。ラシードがファウルトラブルで出場時間を制限されていても、
キャンベルやミリチッチの出番はありません。ここだけが不可解です。
マクダイスだけでは、得点チャンスもディフェンスも不安です。ベンの
リバウンド力を増すためにもダンカンとのワンノンワンは、キャンベルに
まかしらどうでしょう。

後半ダンカンのワンノンワンでかろうじて付いてくるのが手一杯でしたが
彼にボールが渡っても彼のワンノンワンは、ローポストの位置で左のローポスト
なら右からペイントに入ってフックシュート、右ならエンドラインに振ってダンク
かその場でターンしてシュートともうワンパターンですから、その変化の瞬間
にボールをとりに行けば間違いなく取れます。実際最後の方の守りでは、そのよう
なディフェンスになっていました。シャックに較べれば守りやすいといえます。
サンアントニオに戻りジャッジもかなりスパーズよりでした。ラシードウォレスは
それに怒り、ファウルトラブルになりそれからゲームを救うべくブラウンは自らが
テクニカルファウルを受けるという手に出ました。中からせめてオフェンスファウルを
受ける恐れがあったラシードが外から決める事が多く、中距離・外そしてローポストからの
ワンノンワンとよく決めていました。彼がいると得点パターンが広がり迫力が出ます。
それ以外のときは、ハミルトンのロールとビラップスのワンノンワンとワンパターン気味
でした。

スパーズは、ピストンズにあわせすぎです。彼らの方がベンチに武器を沢山隠しているのです。
ピストンズにあわせてたバスケをしていなくても、スパーズ側から仕掛けてもいい環境です。
Game5と今回と同じにやっていては勝てるわけがありません。前回は勝たせてもらったのです。
今回は、ぴたぴたどかんとピストンズが一番得意とするパターンです。それを打ち破るには
本来のツインタワー攻撃に戻るべきです。ダンカンのチームになったとはいえ、彼だけで
得点をたたき出すわけにも行きません。彼のワンノンワン中心もそれほど通用しないのです。
高さではピストンズに十分勝っています。オフェンスリバウンドは圧倒してますし、守りでも
高さを利して闘い、リバウンドからは速攻をだすという相手のペースだけでなく早さで
仕掛けたり高で嵩にかかったりしないとしぶとくここまで来たピストンズを倒すことは
できません。

敵地で一勝もできなくても、もう後がないところでまったくひるむことなく自分達のバスケを
やりそれで勝ってしまうピストンズ。まったくしびれるチームです。そして今日のゲームでは
バスケットの醍醐味と、ディフェンスの意味を教える一戦でした。
コメント
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