King Diary

秩父で今日も季節を感じながら珈琲豆を焼いている

そうしてもはや宗教のように

2005年06月01日 01時11分26秒 | スキー
先週のスキーを水曜日にしたのは、元々水曜日に予定していた
鴻巣での免許更新にあわせて熊谷で板をチューンナップしようと
考えたからです。そのチューンナップの店が水曜定休でじゃあ一週
後にしようということにしました。やり残したこともあり、それを
片付けてシーズン最後まで滑り板はぼろぼろです。
最初に今の板を手にした時に、これはやはりチューンナップして
エッジを研いだり面だししたりしないといけないような気がして
いました。しかし、履けば今まで履いた板の中では一番滑り、そのままでも
十分に満足するレスポンスでした。ですが、見るとエッジなど確かに
工場から出てきたままのまだ良く研ぎこんでないデコボコが見えます。

でもチューナップも高いからついつい二シーズンが過ぎてしまいました。
今年はコブも大分行きましたから、傷ができています。今までは滑走面に
穴など開くこともなかったのに、今回はかなり傷を作り出ている木の枝なども
踏んだので浅くて埋められないような傷もあります。これは最後のかぐらで
付いたものです。どうせ今年は出すからいいやと思いましたが、それにしても
こんなについているとはという感じです。近くにプロショップがないのが
チューンナップに持ち込む遅れになった原因です。スキー場にあるチューンナップも
考えましたが、やはり店の人と話をして納得いくものをしたいと思っていました。
というのも一回10000円もするものですからどんなにその価値があるか実感しないと
頼めません。これも二回続けて検定が落ちたからでしょうか。検定のサイトなどで
ちゃんとチューンナップした道具でないと合格できないとか、ちゃんとした道具なら
2級や1級はすぐ受かるという誘惑めいた言葉が並んでいるからです。

今回道具関係では、ブーツのつぶれについて検定の主任講師が言ったラングは
つぶれるという言葉です。逆にサロモンは前に倒せないので、下手なやつが乗ると
後傾になるというものです。昨年の私はまさにそれでした。この言葉に色々気がつく
事があり、実際私もそれを経験していました。それは、オフのインラインで、坂道
練習をしているとインラインでは前にブーツを倒す事ができるのにスキーでは
途端に倒れなくなると感じたのです。これはブーツのせいだとはその時には
感じませんでした。インラインからスキーに移行してすぐの時に、脛がやけに赤くなった
のでどうしてだろうと思いました。今思えば、インライン同様に倒しこみをしようとしても
ブーツが動かずにそうなったのです。その脛が赤くなるのも最初だけで次は板の後半が
使えるようになったのです。使えるというより、板の後半にも意識が行くということで
倒せない分板の後半を使わないといけなかったのです。

この言葉で一度ラングを履いてみたいという軽い気持ちが生まれていました。
ブーツも板もまだ二シーズンを過ごしただけですので、当然まだ使うつもりです。
ブーツはそれでも最近足が中で動く感覚があり、インソールを入れてチューン
ナップしてみようという気持ちもありました。夏の山スキー用にファンスキーの
安いのを買うついでに板とブーツを買った店に行って相談しようと思っていました。
しかし、プロショップで色々相談しながら、道具も適切にセットアップできる店が
身近にあればとネットで調べてかねてから一度行って見たい店がありしまた。
それが熊谷のオーツキさんです。
それで、今日は鴻巣のついでにスキーとブーツを持って寄ってみました。
電話番号だけネットから携帯に移してそれをナビに入れましたが、でてきません。
仕方なく電話で住所を入れたどり着けました。いつも行くバスケットのショップの
近くです。

何度か通っている場所でもあり、何で今まで気がつかなかったのか不思議です。
水曜定休で私と休みが一緒だったから気がつかなかったのでしょう。

板のチューンナップを頼み、ブーツも見てもらうと脚に対してでかすぎると
いわれ、今のブーツではまっすぐにたつこともできないといわれました。
そしてラングのブーツを履くとあの検定の主任が言ったように脛が倒しやすく
いや最初からもう傾斜が付いていて否が応でも足を倒していないといけない
くらい角度が付いています。今履いているサロモンのXTが当時凄くフィット
して満足したものですが、それがばかばかしくなるくらい、ラングの方が
しっくりきます。それに足入れも楽です。

もうこの時点で新ブーツを購入する気持ちになりました。時間がないので
次回来店の時に選ぶことにして気持ちは購入する気持ちです。考えてみると
6万も7万もするブーツを今使っているブーツが履けなくなったのでなくて
上達のために買うというのはなんとも怪しい宗教に入ったようなものです。
正しいブーツと正しい板で級なんかすぐ取れるよ。上達するには、ちゃんとした
道具が必要だというとハイ買いますと答えてしまう自分がいます。
最初から2年前にここで買っていればという感じもします。しかし、インラインの
道具を買いそのついでにスキーをみていてつい買ってしまったのが今の板とブーツ
で、それを買わなかったら検定を受けてみようなんて思わなかったし、上達して
いるのに評価されていないと思わなかったら、チューンナップする気持ちも
起きなかったでしょう。

下手にすんなり合格できなかったから、プロショップを探し色々試行錯誤する
楽しみがあるとそんな言い訳をつけてブーツ代をどうひねり出すか考えてみるのでした。
コメント
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