King Diary

秩父で今日も季節を感じながら珈琲豆を焼いている

久々のコービー、久々にみたトライアングルオフェンス

2005年12月01日 01時11分35秒 | バスケ
November 29, 2005
SBC Center,
San Antonio, TX
Attendance: 18,797

FINAL   1  2  3  4 T
Lakers  17 21 21 25 84
Spurs   29 14 27 20 90

スパーズには死角がない、そして、エースのダンカンがいる限り
というチーム形態はそのままでした。あれだけ豊富な人材がいれば
違う形でも、昨年の作りかけたニューツィンタワーでも良いわけで
ジノビリとパーカーの突破力でディフェンスを破壊したり、苦しくなれば
ダンカンのワンノンワンで追いつくという、まあいくらでも策が
あるチームです。それがまともにやったらかわいそうというくらい
最初はひどいゲームでした。もうその内容で全て勝負も決していた
のですが、それはそれプロですからゲームをこわすことはできません。

昨年のレイカースは、ボロチームなのはわかっていましたが、これは
コービーのチームだからコービーの個人技をみれればいいという雰囲気
でした。チームもコービーのやりやすいチームにという感じがありあり
であまりうるさ型やベテランはいません。例え入れたとしても、それは
外様扱いでゲームに出てでかい顔はできません。出してもらえません。
今回、マッキーが入ってきましたが、そんなわけで彼も出番はありませんし、
出てもあまり活躍しません。

昨年コーチがトムジャノビッチに変わり、トライアングルオフェンスの
足かせがなくなりコービーが飛躍するという期待感が地元にもファンにも
あったと思います。それがなぜまたトライアングルオフェンスなのか、
これがコービーにチームプレーをさせるひとつの技なのでしょうか。
コービーの個人技も今回は目を見張るようなプレーもなく、プレーオフも
望めないCクラスが定位置となった感があります。それでも、アイバーソンの
ようにがんばっているいう存在感を我々ファンに見させてほしいものです。

トライアングルオフェンスには、外からのシューターが欠かせませんが、
それをこなせそうな人もいません。以前いたフィッシャーやオーリーと
いった選手もなく、スペシャリストもいなくて本当に寂しいチームですね。
私はトライアングルオフェンスがそれほどありがたいものでも特別なものでも
ないように思います。別にローリングオフェンスでも、オーソドックスな
ピッグ&ロールやLAロールやダブルピックなど最近の定番の攻めでもよい
でしょう。ダンカンのように基本しかやらないという面白みにかけるような
選手でもトップになれるのです。

スパーズのさすがだなと感じたのは、あれだけの補強をしてチームとして
完成度の高いチームをどういじるかと心配した部分もあったのですが、
先発をまったくいじらない点はさすがだなと思いました。例えばボーエンを
先発からはずすのではないかという人がいましたが、それはありえないことで
ジノビリとパーカーのどちらかを入れ替えたりというのは前もあったことでした。
さらに、オーリーの位置も6メンとして不動であり、それがチームとしての
強さの現われだと思います。そして、かといってフィンリーが活躍していない
わけじゃないですから、チャンピオンに一番近いチームという評価は変わらない
でしょう。気になるのは、パーカーのシュート率くらいです。
コメント
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