King Diary

秩父で今日も季節を感じながら珈琲豆を焼いている

まさかここまでやるとは

2005年12月15日 12時56分16秒 | バスケ
December 13, 2005
SBC Center,
San Antonio, TX
Attendance: 18,797

FINAL    1  2  3  4  OT  T
Clippers  23 27  17 17   3  87
Spurs   22 22  24  16  11  95

王者スパーズにあのクリッパーズがここまでいいゲームをするとは
とても想像できませんでした。
いつも若いチームとかこれからのチームとか言われていましたが、
最近の選手入れ替えで球団が積極的に強いチーム作りに本腰を入れたとは
聞いていました。それがどれほどのものか、オドムやQを出して他の選手を
採りだしたときもどんなチームを作りたいのか解りませんでした。
それが、今回のキャセールを採ったのはまさに即プレーオフへ出るためと
思います。それも同じLAのレイカーズが低迷する中でチャンスであるのは
誰が見ても明らかです。

人気も実力も一気に獲得して地域の顔になるという明らかな戦略です。
今回のゲームでは互角に戦い、今までのキャセールがボールを支配して
自分でどんどんシュートして得点を挙げるスタイルから高さを活かし
確実なシュートチャンスを得る形を見せました。パターン的にすくない
こととマゲッテイの故障ということはありますが、もともと速いゲーム
展開が多い中、今回のように守りの中から活路を作れるというのがかなり
チーム内容がよいところをうかがわせます。特に相手はリーグ屈指のダンカン
であり、彼のワンノンワンもしのぎリバウンドも支配したというのは
大きいです。

ただ、最後のオーバータイムでは、相手のディフェンスに負けているのにも
かかわらず、策がなく同じオフェンスで望んで連続3回も攻撃チャンスを逸して
タイムも取らないというのはもうベンチのミスです。連続で決められた時点で
オーバータイムは相手に流れが行ってしまい取り返しのつかないことになります。
確実なワンノンワンやセットプレーの差で勝てるのです。あえて相手はダンカンの
ワンノンワンでなくインサイドアウトであわせるプレーできただけに一発
逆転も可能だったのです。その流れの意味するところをベンチは一向に理解せず
今までどおりの戦い方だったのではないでしょうか。

この試合のように、キーポイントとなる選手がおのおの故障で欠いておりそれ
でも拮抗したいい試合をするですから、今後が楽しみです。今回はターン
ノーバーが少なく、特定の選手がただ入れまくるというものでもなく、
オーソドックスなバスケの楽しみが感じられる試合でした。スパーズは、センター
のモハマドが先シーズンのように先発で出てきていないので、このへんに
若干の弱点というか不安感を見る感じです。モハマドには出てきてもらいたい
ところでしょう。展開としてパーカーの得点がいつもの無理な突込みばかりで
進歩がないのですが、それも活かすチームプレーと重なればよいのです。
良く彼にシュート力が出てくればといいますが、彼の持ち味である無理な
突っ込みもあるから今の得点力があり、彼が外のシュートにこだわりだすのは
これから先のキャリアにおいて自身のスピードに満足できなくなったときでしょう。
まあそのときには、経験が味方してアシストも増えていることでしょう。
コメント
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