2007/DEC/6
Team 1 2 3 4 T
Nuggets 39 25 34 24 122
Mavericks 32 24 36 17 109
Arena:American Airlines Center, Dallas, TX
Officials: #41 Ken Mauer , #11 Phil Robinson , #9 Derrick Stafford
Attendance:20,155
Duration:2:38
いやこれはすごい試合を見ました。
久々にガチンコでやってしまった試合に行きあった感じです。
最初は、あの痛々しいアイバーソンを見るのはもういやだと思って
いましたが、これはアイバーソンが今年何をやろうとしているのか
はっきり解りました。彼は、カーメロのチームに来たんじゃなくて、
ナゲッツをかつての79ersにしようとしているのです。実際今日の
試合は、完全にチームをコントロールして相手も支配下に置いた
かつてのアイバーソン最盛期と同様の活躍です。昨シーズンさんざ
言われた、スーパースターがふたりいてうまく機能するかとか点取り屋が
ふたりいてかみ合わないんじゃないかと言う質問に彼は心底うんざりして
いたはずです。しかし、出てくるのは優等生のような言葉ばかりでした。
ナゲッツはカーメロのチームだから、俺が色々教えてやりたいとか
どちらが多く点をとるとかは重要じゃないとか殊勝なコメントばかり
だったのをよーく覚えていますし、実際かつてのようにはちゃりきになって
点をとりに行く姿勢も見ませんでした。79ersに最後の時期は、彼だけ
果敢にとりに行くも潰されて潰されて怪我で休場、周りに頼りになる
奴はいない、それで結局いつものトレード志願、もう彼もかつての
熱い点取り屋ではなくなったのかと誰もが思ったはずです。
しかし、前回放送を見た時に見せた彼の姿は何が何でも自分が
点をとりに行くという姿勢でした。それが最後は確率が悪くなって
チームも点がとれなくなり、結局は負けてしまうという彼だけ悪回転
をしているかのような彼のコントロールをチームは間違っているという
イメージまであり、だんだん勝てなくなっているというチーム事情合わせて
結局昔のスターなのかという悲しい思い込みまでしてしまうような
感じでした。それがどうでしょう。この試合は。
がっちりと守りあい、最後はファウルしてでもシュートを阻む緊張感
漂うはじまり方といい、おおいいんだないいんだなじゃあ本気でやらして
もらうぜという台詞が聞こえてきそうなやり取りです。そんな本気モードに
マブスも応えてノビツキーもシーズンハイを更新、スタックハウスもいつに
ない本気モードで点をとりに来ます。ハリスなども張り切ってインサイドに
切れ込んで本気のダンクです。それでもアイバーソンは止められなかった。
最初は、前回放送のときの試合のようには自分で持ち込んで自分でシュート
をしませんでした。相手のディフェンスの動きを読んで楽に撃てるところでは
撃つという感じで、徐々に相手の穴を広げる攻撃です。
前半リードして終わってこのままいけるのかと期待させるものがありました。
前日、50点以上アイバーソンが点をとったのにレイカースに負けました。
前回放送のレイカースに報復しようとこの日も彼が孤軍奮闘したのでしょうか。
前のレイカース戦では、チームの総合力でやはり上という力の差をみせられ
たと思いますが、それでも一人で点をとりに行くのをやめなかったというのを
何かいやな感じでもしやまた後半逆転されてしまうという結末なのかと
どきどきしてみていました。
前半は、カーメロのシュートが悉く落ちてクレイザ、ナヘイラというベンチ
メンバーがよく動き、どうにか逆転は避けたという感じです。もし第3Qも
リードを保てたら、勝機は見えたと思いました。それが同点にまで追い
つかれる猛チャージでしたが、凌いだのです。これで勝てるかもしれないと
思いました。相変わらずインサイドがガラガラになったり、ディフェンスリバウンド
がまったく取れなかったりしますが、ネネが戻ってくればいくらか守りも固くなり
今より楽になるのではと思います。ただ気がかりなのは、アイバーソンが
孤軍奮闘でいつまで1人であんなに走れるかということです。
ファンとしては、彼が1人で点をとるのは歓迎でしょう。私としてはやはり、
休ませるべき時には休ませて、もっとベンチメンバーで戦う時間も作るべき
ではないかと思います。残念ながら、まともな選手はJRスミス、ナヘラ、クレイザ
といったところしかいないというのも、事実でポイントガードの替わりはいない
というところがアイバーソンの一人舞台につながっている所以でしょう。
今日の試合では、アウェイで勝利することと言う意味を見た思いです。
第4Qの観客の盛り上がりと最後の冷たい反応は、テレビで見ているもの
をも凍らせる冷たさがありました。アイバーソンはじめナゲッツの面々には
お前らはやりすぎたんだという言葉がひしひしと伝わりました。ハリスが
アイバーソンに抱きついて止めた時に、勝負はついたというファウルなのに
まだアイバーソンやカーメロ、キャンビーを引っ込めず、個人技で決めようとする
アイバーソンには審判までもがお前はやりすぎたんだよというコールのファウル
をとります。それからスタックハウスのキックボールバイオレーションでやっとその
抗議を受け入れ主力は下がりますが、その時にすでに客席はガラガラでした。
その後、ボールを持ったケニョンマーチンは反省の意味か攻撃をしませんでした。
最後の10秒は攻めないというのは普通に見ますが、1分30秒もすでに
勝負ありとオフェンスを中止するのは滅多にありません。普通は、ベンチ
メンバーに入れ替えて、攻撃は続けるものです。まあそれだけ客席の
冷たい反応は強烈でした。それに今日は、監督の采配とかえげつない
ファウルとかでなく、強烈に実力対決をして勝ったという随所にいいプレー
の連続があり、ノビツキーもシーズンハイを更新し、その上での勝利なので
意味深いものがあります。どこのチームもスペースを与えてこのように
ガチンコでぶつかり合うとも思えませんし、えげつないファウルでアイバーソンが
怪我などしない事を願います。
ファウルと言えば、ノビツキーが1人で速攻してアイバーソンが止めに行った
シーンで、明らかにビデオではボールしか叩いていないのに、しきりに
ノビツキーが左ひじをさすって抗議したのには、ちょっと残念な感じを
持ちました。ノビツキーってそんな女々しい奴だったかと。多分、次回彼が
1人速攻でダンクに行くような事があれば、もっとひどいファウルをされるでしょう。
他のチームからもね。
Team 1 2 3 4 T
Nuggets 39 25 34 24 122
Mavericks 32 24 36 17 109
Arena:American Airlines Center, Dallas, TX
Officials: #41 Ken Mauer , #11 Phil Robinson , #9 Derrick Stafford
Attendance:20,155
Duration:2:38
いやこれはすごい試合を見ました。
久々にガチンコでやってしまった試合に行きあった感じです。
最初は、あの痛々しいアイバーソンを見るのはもういやだと思って
いましたが、これはアイバーソンが今年何をやろうとしているのか
はっきり解りました。彼は、カーメロのチームに来たんじゃなくて、
ナゲッツをかつての79ersにしようとしているのです。実際今日の
試合は、完全にチームをコントロールして相手も支配下に置いた
かつてのアイバーソン最盛期と同様の活躍です。昨シーズンさんざ
言われた、スーパースターがふたりいてうまく機能するかとか点取り屋が
ふたりいてかみ合わないんじゃないかと言う質問に彼は心底うんざりして
いたはずです。しかし、出てくるのは優等生のような言葉ばかりでした。
ナゲッツはカーメロのチームだから、俺が色々教えてやりたいとか
どちらが多く点をとるとかは重要じゃないとか殊勝なコメントばかり
だったのをよーく覚えていますし、実際かつてのようにはちゃりきになって
点をとりに行く姿勢も見ませんでした。79ersに最後の時期は、彼だけ
果敢にとりに行くも潰されて潰されて怪我で休場、周りに頼りになる
奴はいない、それで結局いつものトレード志願、もう彼もかつての
熱い点取り屋ではなくなったのかと誰もが思ったはずです。
しかし、前回放送を見た時に見せた彼の姿は何が何でも自分が
点をとりに行くという姿勢でした。それが最後は確率が悪くなって
チームも点がとれなくなり、結局は負けてしまうという彼だけ悪回転
をしているかのような彼のコントロールをチームは間違っているという
イメージまであり、だんだん勝てなくなっているというチーム事情合わせて
結局昔のスターなのかという悲しい思い込みまでしてしまうような
感じでした。それがどうでしょう。この試合は。
がっちりと守りあい、最後はファウルしてでもシュートを阻む緊張感
漂うはじまり方といい、おおいいんだないいんだなじゃあ本気でやらして
もらうぜという台詞が聞こえてきそうなやり取りです。そんな本気モードに
マブスも応えてノビツキーもシーズンハイを更新、スタックハウスもいつに
ない本気モードで点をとりに来ます。ハリスなども張り切ってインサイドに
切れ込んで本気のダンクです。それでもアイバーソンは止められなかった。
最初は、前回放送のときの試合のようには自分で持ち込んで自分でシュート
をしませんでした。相手のディフェンスの動きを読んで楽に撃てるところでは
撃つという感じで、徐々に相手の穴を広げる攻撃です。
前半リードして終わってこのままいけるのかと期待させるものがありました。
前日、50点以上アイバーソンが点をとったのにレイカースに負けました。
前回放送のレイカースに報復しようとこの日も彼が孤軍奮闘したのでしょうか。
前のレイカース戦では、チームの総合力でやはり上という力の差をみせられ
たと思いますが、それでも一人で点をとりに行くのをやめなかったというのを
何かいやな感じでもしやまた後半逆転されてしまうという結末なのかと
どきどきしてみていました。
前半は、カーメロのシュートが悉く落ちてクレイザ、ナヘイラというベンチ
メンバーがよく動き、どうにか逆転は避けたという感じです。もし第3Qも
リードを保てたら、勝機は見えたと思いました。それが同点にまで追い
つかれる猛チャージでしたが、凌いだのです。これで勝てるかもしれないと
思いました。相変わらずインサイドがガラガラになったり、ディフェンスリバウンド
がまったく取れなかったりしますが、ネネが戻ってくればいくらか守りも固くなり
今より楽になるのではと思います。ただ気がかりなのは、アイバーソンが
孤軍奮闘でいつまで1人であんなに走れるかということです。
ファンとしては、彼が1人で点をとるのは歓迎でしょう。私としてはやはり、
休ませるべき時には休ませて、もっとベンチメンバーで戦う時間も作るべき
ではないかと思います。残念ながら、まともな選手はJRスミス、ナヘラ、クレイザ
といったところしかいないというのも、事実でポイントガードの替わりはいない
というところがアイバーソンの一人舞台につながっている所以でしょう。
今日の試合では、アウェイで勝利することと言う意味を見た思いです。
第4Qの観客の盛り上がりと最後の冷たい反応は、テレビで見ているもの
をも凍らせる冷たさがありました。アイバーソンはじめナゲッツの面々には
お前らはやりすぎたんだという言葉がひしひしと伝わりました。ハリスが
アイバーソンに抱きついて止めた時に、勝負はついたというファウルなのに
まだアイバーソンやカーメロ、キャンビーを引っ込めず、個人技で決めようとする
アイバーソンには審判までもがお前はやりすぎたんだよというコールのファウル
をとります。それからスタックハウスのキックボールバイオレーションでやっとその
抗議を受け入れ主力は下がりますが、その時にすでに客席はガラガラでした。
その後、ボールを持ったケニョンマーチンは反省の意味か攻撃をしませんでした。
最後の10秒は攻めないというのは普通に見ますが、1分30秒もすでに
勝負ありとオフェンスを中止するのは滅多にありません。普通は、ベンチ
メンバーに入れ替えて、攻撃は続けるものです。まあそれだけ客席の
冷たい反応は強烈でした。それに今日は、監督の采配とかえげつない
ファウルとかでなく、強烈に実力対決をして勝ったという随所にいいプレー
の連続があり、ノビツキーもシーズンハイを更新し、その上での勝利なので
意味深いものがあります。どこのチームもスペースを与えてこのように
ガチンコでぶつかり合うとも思えませんし、えげつないファウルでアイバーソンが
怪我などしない事を願います。
ファウルと言えば、ノビツキーが1人で速攻してアイバーソンが止めに行った
シーンで、明らかにビデオではボールしか叩いていないのに、しきりに
ノビツキーが左ひじをさすって抗議したのには、ちょっと残念な感じを
持ちました。ノビツキーってそんな女々しい奴だったかと。多分、次回彼が
1人速攻でダンクに行くような事があれば、もっとひどいファウルをされるでしょう。
他のチームからもね。