King Diary

秩父で今日も季節を感じながら珈琲豆を焼いている

ジャズ対マジック

2007年12月22日 22時23分45秒 | バスケ
2007/DEC/21
Team    1    2    3    4    T
Jazz     28   21   30   34    113
Magic    27   23   20   24    94
Arena: Amway Arena, Orlando, FL
Officials: #48 Scott Foster , #47 Bennie Adams , #67 John Goble
Attendance:17,519
Duration: 2:24

似たようなチームながら、マジックにはドワイトハワードがいます。
インサイドで勝負する両チームながら、ドワイトハワードにリング下で
ボールが渡れば、それでほぼ得点されてしまいます。しかし、その他の
位置でボールを持っても何もできないともいえます。一方のブーザーの
ようにフリースローラインからまっすぐゴール下を目指しながら、パスもできるし
そのままワンノンワンでもレイアップでもダンクでもショットでもできるとなれば、
守備をかき回されます。

ジャズは外からのシュートがなく、飛び込んだブーザーから外に待つシューター
へパスなんてはまずないのです。誰かが合わせてゴール下に飛び込むと解って
いつつ、ブーザーにふたりが飛び掛り0度が空いてしまうか、誰かがファウル
トラブルになるのです。ハワードのようにファウルしておけばボロボロフリースロー
を落としてしまうような選手ならいいのですが、フリースローもブザーは落とし
ません。ファウルトラブルになるのが、ターコールーのような外からのシューター
だと、得点源の外からのシュートの精度も落ちてしまいます。

そんな影響が、後半はもろに出てそれまで接戦でいい戦いだったのが、
途端にマジックの守備に出ます。それにジャズには1人活きのいい選手が
いました。まだ2年目のミルサップです。彼は、ゴール下に合わせてリバウンドや
ダンク専門ですが、ブーザーを止めなくてはなりませんから、彼への対応が
遅れるのです。それに途中から出てきて、後半に特に得点を集中させ
ディフェンスを崩せました。ウィリアムズの好調もそれを助けました。
ウィリアムズにしろミルサップにしろジャズのペイントで勝負するスタイルに
見事マッチしています。

近年のスタイルである、パスアウトして遠距離で一気に得点するという
パターンはないものの、絶対的なビックセンターにも今のままで対抗できる
という証明を今日見た感じです。それは強力なリバウンド力とインサイドで
勝負できる強靭な体の選手が多いせいでしょう。外からの攻撃を増やす
必要があると近年とみにいわれていましたが、これがジャズのスタイルで
あり、これをずっと貫き通しているところに魅力があります。外からシュートを
増やせば、リバウンドも今ほど取れなくなり、速攻での反撃もくらいます。

自分たちのペースを貫き通してこそリズムを産み自分たちのバスケができる
という見本のような試合でした。
コメント
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