King Diary

秩父で今日も季節を感じながら珈琲豆を焼いている

萩・津和野へ

2007年12月23日 23時44分29秒 | 日々のこと
夏に東北を旅行しましたが、その時と同じ会社のツアーで
今日から萩・津和野を巡るツアーに出ました。
前回の旅行が年寄りの団体のバス旅行のようで
懲りたはずなのに、やはり毎日見る新聞に出ている
広告の力でしょう。つい安いと申し込んでしまうのです。

今回は、これまた兼ねてから行って見たいと思っていた
萩・津和野、それに安芸の宮島、錦帯橋と実は今年の
大阪の用事を足しに行ってそのまま広島まで旅行した時に
実は見るはずだった観光地がすべて網羅されているツアーだった
のです。あの時には、広島の地を訪ねてそこで原爆というもの
を考えあまりにも受けたイメージとショックに負けてそのまま帰って
しまったのです。

そのままのんびり観光地などを巡る気になりませんでした。しかし、
このままやり残した気分でいるのもいやですし、これだけ盛りだくさんの
ツアーも珍しいと、まるで修学旅行のような観光地めぐりの旅に行くことに
なりました。これで年内に本州の北の端と西の端に旅することになり
うれしい限りです。

コースは、まず新幹線で岡山まで行き、倉敷までローカル電車に乗り換え
倉敷からバスで広島まで行って一泊です。今日は広島泊まりです。
倉敷の駅についてバスに乗って美観地区まで行くのですが、実際は
歩いても行ける距離です。この散策に1時間の時間しかないのですが、
ここは私が兼ねてから行きたいと思っていた大原美術館があります。
まさに日本にあること事態が奇跡といわれたエルグレコの受胎告知や
東京新美術館で見たモネの積みわらもあります。もちろん睡蓮もここに
あります。この美術館を見るのを楽しみにしていたのですが、1時間という
時間では果たして満足に絵が見られるのかとても疑問です。

西洋画だけに限り、とにかく見て周ることは可能ですが、他にも見たい
物もあり、美観地区の建物やお店なども見て周りたいし、それともうひとつ
大原美術館と言えば思い出す、物もあります。それはとなりの喫茶店、
エルグレコです。何度かラジオで永六輔氏が若い時絵の勉強に大原
美術館に行き、珈琲を頼んである日頼んでないトーストが置かれて
頼んでませんというと黙って食べなさいと言われて、その心使いに感謝し
お礼として働きますといいお店を手伝ったというエピソードを紹介して
います。一度は涙ながらにその話をされ、どんなお店なんだろうとずっと
思っていました。

そのトーストと珈琲を飲んでみようと思っていたのです。倉敷なんて新幹線で
行けばすぐだからいつかいってやろうと思いつつ、簡単に行ける所と
いうことで伸ばし伸ばしにしていて結局行けない所が自分にはいくつも
あることに気がつき、最近はどんな形でも行ける今だからこそ行って
やろうということになりました。ですから、大原美術館はもっと時間の
取れる時にして、とにかくエルグレコにはいりました。まず、美観地区に
着くと、ボランティアガイドの説明というのがあり、私としてはとにかく
時間が惜しいのに一通りの説明をすると今度はボランティアガイドで
ありながらさらにここからは有料でガイドするといいます。私は、その
ガイドと別れて直ぐにエルグレコに入りました。

念願の喫茶店があっけなく直ぐに見つかり、あっけなく席に通され
珈琲とトーストも直ぐに席に届きました。店内も旅行雑誌に載っている
ありふれた感じで、店内は外同様観光客がいっぱいです。
店内のテーブルも京都の有名な喫茶店のものを店主が求めて使われて
いるという曰くのテーブルも見る事ができました。いい喫茶店には
いいテーブルがつきものです。バーにはカウンターが命と調度にも
こだわりがつきものなのです。

それについては、テーブルの購入ということで私の身の周りにも事件が
あったばかりで強く印象に残るものでした。店内は、大正ロマンとか言われ
ますが、うちの近所にもこんな建物があり、特別感銘を受けるという
程のものでもありませんでした。街がそっくり映画のロケのセットのようなのも
テーマパークのようであまりしっくり来ません。あまりに少女趣味という感じも
受けます。それでもひとつ宿題を果たした感じで広島に向かいました。

広島は、最後の日に見学予定に組まれています。食事は屋台村での
お好み焼きが夕食なのですが、その内容はちょっと貧相でシステムとして
納得がいきませんでした。これなら自由オプションで食事なしで自由に
どこかに食べに行った方がいいです。そのまま宿に帰る気になれず、街を
ぶらつきます。一度来た事があるところなので、夜の散策をして歩き
疲れると市電に乗るというお出かけをして一泊目を終えました。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする