昨年末聞いたバッハのつづきを9日の夜に聞きました。
前回と同じ、文化伝承館で行われましたが、前回より
全体的にしょぼい雰囲気が漂っていました。
会場入り口にいつもいる駐車場整備員もなく、案内看板も
でてなくて、本当に今日演奏会があるのかと訝る様な
雰囲気が漂っていました。
会場の配置は前回の時と同じですが、ピアノの周りに花も
なく、随分あっさりした雰囲気で、客席も空席が目立ちます。
前回は開演にはほとんど埋まっていた席も、最後まで埋まり
ませんでした。
普通、前半を聞けば後半も聞きたくなるもんだろうと思い
ますが、なぜ空席になったかは謎です。
前回から休憩の時間にお茶やジュースのサービスもなくなりました。
スタッフの人は、大勢いるのにこの寂しくなっていく感じは
どうしたのでしょうか。
会場入り口で渡されたパンフ類も極あっさりしたものでした。
冬の寒さとあいまってそんな寂しい始まり方でしたが、演奏は
前回感じたものとは全然違うものでした。
最初のパルティータ第2番ハ短調ですが、ほとんど楽譜を見ずに
何のためらいもなく進む手の動きは息をするのも忘れるほどの
すばらしいテクニックであり、音はともかく完全に度肝を抜かれる
というものでした。
前回、右と左のリズム主導が入れ替わるその右手でも左手でも
同じに弾けますよという確認のようだという印象しかなかった
感じより、今回は左と右のメロディが違うという曲で、更に右手で
弾いたリズムを左が追いかけるような繰り返しの曲でも右と
左のそれぞれ違う人が違うかのような難しさを何ごともないかの
如く普通に弾きとおしてしまうのです。
それは本当にそれは見事であり、息を飲む美しい手さばきという
動きでした。見せ付けるような手の動きや体の力のこめ方もなく、
自然体にこれができるのですから、これは相当な粋を感じます。
パンフによると四つのメロディを同時に弾く曲もあるとか。
この演奏でも三つのメロディが表れるとのことですが、奏者の
緊張が伝わる演奏でした。
こんなアカデミックな時間を自宅から歩いて気軽に享受できてしまう
ことに感謝し、次回の演奏会も必ず行こうと思うのでした。
前回と同じ、文化伝承館で行われましたが、前回より
全体的にしょぼい雰囲気が漂っていました。
会場入り口にいつもいる駐車場整備員もなく、案内看板も
でてなくて、本当に今日演奏会があるのかと訝る様な
雰囲気が漂っていました。
会場の配置は前回の時と同じですが、ピアノの周りに花も
なく、随分あっさりした雰囲気で、客席も空席が目立ちます。
前回は開演にはほとんど埋まっていた席も、最後まで埋まり
ませんでした。
普通、前半を聞けば後半も聞きたくなるもんだろうと思い
ますが、なぜ空席になったかは謎です。
前回から休憩の時間にお茶やジュースのサービスもなくなりました。
スタッフの人は、大勢いるのにこの寂しくなっていく感じは
どうしたのでしょうか。
会場入り口で渡されたパンフ類も極あっさりしたものでした。
冬の寒さとあいまってそんな寂しい始まり方でしたが、演奏は
前回感じたものとは全然違うものでした。
最初のパルティータ第2番ハ短調ですが、ほとんど楽譜を見ずに
何のためらいもなく進む手の動きは息をするのも忘れるほどの
すばらしいテクニックであり、音はともかく完全に度肝を抜かれる
というものでした。
前回、右と左のリズム主導が入れ替わるその右手でも左手でも
同じに弾けますよという確認のようだという印象しかなかった
感じより、今回は左と右のメロディが違うという曲で、更に右手で
弾いたリズムを左が追いかけるような繰り返しの曲でも右と
左のそれぞれ違う人が違うかのような難しさを何ごともないかの
如く普通に弾きとおしてしまうのです。
それは本当にそれは見事であり、息を飲む美しい手さばきという
動きでした。見せ付けるような手の動きや体の力のこめ方もなく、
自然体にこれができるのですから、これは相当な粋を感じます。
パンフによると四つのメロディを同時に弾く曲もあるとか。
この演奏でも三つのメロディが表れるとのことですが、奏者の
緊張が伝わる演奏でした。
こんなアカデミックな時間を自宅から歩いて気軽に享受できてしまう
ことに感謝し、次回の演奏会も必ず行こうと思うのでした。