King Diary

秩父で今日も季節を感じながら珈琲豆を焼いている

アリゾナは熱い、サンズ対ヒート

2010年01月10日 23時38分37秒 | バスケ
2010/01/08

   1   2    3   4   T
MIA 27  32  22   28   109
PHX 33  20  23   29   105

Arena: US Airways Center, Phoenix, AZ
Officials: #32 Eddie F. Rush, #25 Tony Brothers,
#11 Phil Robinson
Attendance: 18422
Duration: 2:24

世界の景気は、各国の経済政策により底を脱したと
いう報道です。しかし、日本だけデフレに苦しみ
回復からは大きく遅れた感じを受けます。鉱工業生産
は8割にとどまり、デフレの波はじわじわと押し寄せて
治まる様子がありません。

とはいえ、米国の景気もNBAの客席の入りを見る限り、
昨年より悪化しているように感じます。
人気チームのゲームでも満館にならないのです。

数字上は満館でも、映像上コートサイドのいい席にも
空きが目立つなんてこともあります。

そんな中、アリゾナのコートはいつも熱い感じです。

そしてその相手がヒートというアグレッシブなチーム
で、試合も熱い物になりました。

最初、サンズの今年の好調さをアピールする試合に
なりました。

先発の好調に加え、復帰したバルボーサのスピード感
溢れるプレーで好調さを印象付けます。

それだけのアピールタイムがありながら、最後の方は
1点を巡るせめぎ合いになり、決定力の差を見せ付けられる
形になりました。

最初のQでスピードと多彩な攻撃力を見せたサンズですが、
蓋を開ければヒル、リチャードソン、ナッシュとベテランの
選手の得点であり、走り続けるスピード勝負信条のチーム
特性を考えると、得点力が落ちたときが勝負のついたときに
なります。

ナッシュの得点が前半4点どまりとナッシュ自体の翳りが
あったのに最後までナッシュに最後のショットを任した
ことやナッシュからのターンノーバーが多いことなど問題
が目立ちます。

点が拮抗する面白いゲームでしたが、ヒートにしろこの
ゲームでは圧倒した感があるもののその前後は負けていて
仕掛けるようなディフェンスも常に機能しているわけで
ないのも気になります。

戦力的にセンターなど弱いところもあり、それは徐々に
改革されているようで移籍入団を決めたばかりのガード
アルストンが先発でアローヨは出番なしになってしまい
ました。

ライトはシュート力もあり、多彩な攻撃が可能で将来有望
です。

それに比べ、サンズのロートルトライアングルはこのまま
走り続けて平気かなという危うさを感じさせます。

この試合のように、ディフェンスの強いチームに当たると
意外ともろいという特性を表してしまいました。

以前はナッシュが決めなくても外から決める選手が多数いた
のですが、今は全体で得点してやっとこのアグレッシブな
速攻主体を支えているといった感じです。

控えにドラジッジやセンターのフライのように後継の選手が
いるものの果たしてこのスタイルがこの後も続くのか、NBA
少数派ではありますが、こういうスタイルを残してほしい気が
します。


コメント
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