King Diary

秩父で今日も季節を感じながら珈琲豆を焼いている

こってりと詰まったうまみ

2013年03月10日 21時20分25秒 | 珈琲
今日は朝から暖かく、春らしい日となりました。

昼には山から煙上の靄が立ち上り、花粉が飛びまくって
いるのだろうかと思われました。

しかし、煙霧という気象現象だそうです。

そこら中で山火事があったかのような煙の上がりようでした。

実際、秩父は毎日火事があり、今日もサイレンが鳴っていました。

昨日に比べて随分静かな日となりました。

今日もまたバスケットの試合に一時抜け出しましたが、昨日感じだ
違和感を修正し正確なプレーを心掛けました。

いつもの体育館よりはるかに粘着力がいい床はスキッド音も鳴らず
感覚にも微妙な違和感を与え、足がもつれるようなこともありました。

色々な思考が浮かんでは消え、靄のかかった空同様、春同様の
すっきりしないものが立ち込めます。

最後のコスタリカ、ラ・カンデリンジャゲイシャを朝飲み、うまさと
極上の咽喉越しを味わいましたが、それが世界で認められた最高の
味だとしても、完璧とか珈琲として持つものが全てあるのかという
疑問がわきました。

贅沢な話ですが、知らなければおいしいで済んでしまうものを
あの珈琲のあの味とあの珈琲のあの香りとあのコーヒーの後味と
思いついてしまうのです。

そして、夕方飲んだニカラグアリモンシリョブルボンは足りなかった
もの以上のものを与えてくれました。

足りない位が丁度いいということもあります。

もう少し何かほしいと感じる完結もまたあるのです。

ゲイシャはパナマで有名になりましたが、コロンビアやコスタリカの方が
味がいいという人がいます。

希少種を大事に作っている農園はまだいくつかあります。

私も試していない種もあり、そんな農園を選び集めては悩みという
答えの出ないことをして解ったのがそれぞれの完結と完璧を知る
ことでした。

順番付の無意味さとそれぞれに感じるおいしさでいいということです。

それはもうある水準からは、もう人それぞれ感じ方が違うのですから
かんじてみてもらうしかありません。

ペルーのチャンチャマヨとコスタリカ、ニカラグア、エルサルバドルは
今おすすめの豆です。

深く煎ってあるのにそんなに深くとがったものがなくおどろくほどの
スムースにきれいな味になっていて感動すら覚えます。

花粉の憂鬱な季節ほどこういう珈琲はいかがでしょうか。
コメント
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