King Diary

秩父で今日も季節を感じながら珈琲豆を焼いている

『復活』読了

2013年03月08日 14時48分00秒 | 読書


今年の冬の読書は主にのこの『復活』でした。

今多くの人がインターネットやら最新テクノロジーの恩恵を受けて暮らしていますが、
そんな多くの人の心の中では、神がいて、その及ぼす奇跡だとか秘跡というのものを
余りに安易に信じ過ぎ、安易に神を受け入れすぎていないでしょうか。

貧しくひもじい生活を強いられていたり、幻覚を見るほど何かに飢えているとしたら、
そんな神という超自然なものも必要でしょう。

しかし、科学技術とか医療とか合理的なデータ―処理で予測される未来とか
人々の生活もかなりの変化があり、安易な安寧と平穏の底にやすらぎと
幸福を求めるなら、もっと普通に考えていいのではないかと最近は思います。

つまり、大昔の書物以外に信じないとかかたくなな考えの人にときに出会うと
なんでそんな目にも見えず感じられもしない無言の神に心酔してすべてを委ねる
気になるのか疑問に思います。

大概の人はそれが正しいことだからと平然と答えますが、この小説の様な話は
どうとらえるのでしょうか。

昔はやんちゃで大して愛してなくても勢いで子供まで作ってしまったけれど、
身分とか階級的な社会構造の中で自分の考えはいやが上でも今正しく真っ当に
なった時、身分も階級も社会制度も無視してただ人間愛として人をもう一度愛そうと
する主人公にそれが正しい人の道だと感動して喜んでこの本を読むでしょうか。

それとも淡い恋愛小説として、哀れなもの昔の恋心に対した感傷だと思うでしょうか。

やはり私は人の心からすれば、どうしようもない主人公の行動や愛というのは
それで一つの正しい答えでもあるでしょうが、実現可能な正しい行いかといえば
それは無理であると言わなくてはなりません。

社会というのは小さな村でも一人の意思が尊重されてスムーズに動くものでは
ありません。

それが正しいことや正しい行いだという確信があっても地域社会の制度や人との
かかわりがおいそれと簡単に一人の自由意思を受け入れず簡単に阻むのです。

それに宗教的な人の思いが絡めば余計そうです。

昔からの宗教感覚よりより正しき人の道を発見したとしてそれが世界中で信仰されて
肯定されているものに真っ向から逆らう物であったら、それが身を削る行いでも
完全に拒否されて黙殺されるでしょう。

そんな人の心の闇の部分が全く書かれていないのがこの小説です。

それは宗教がどんな目的のために作られたか、原始的な意義を解明した人が
いないから、こんな小説では愛の中での実験的な行為として肯定されてしまう
のです。

全ての哲学や宗教や科学式や法則をも含めて語り尽くす試みもそろそろ必要なの
ではないでしょうか。
そういう物足りない気持ちを強くした小説です。

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お帰りフィッシャー サンダー対レイカーズ

2013年03月08日 13時28分34秒 | バスケ
TUESDAY, MARCH 5, 2013
9:30 PM ET - Chesapeake Energy Arena, Oklahoma City, OK

    1  2  3  4  T
LAL 28  27  34  16  105
OKC 37  34  26  25  122

Arena: Chesapeake Energy Arena, Oklahoma City, OK
Officials: #17 Joe Crawford, #7 Kevin Fehr, #36 David Jones
Attendance: 18203
Duration: 2:31

頭が押さえつけられるような重たい気分の春です。

明日実は秩父試合があります。

いつもの豊島のチームが来秩するのです。

昨年の今頃の記憶がまだありますが、どうもしっくりきません。

それはさておき、サンダーの試合ですが、あまり守りより攻撃という
雰囲気がいや増し、作戦が定まらないレイカーズを襲います。

とにかく攻撃力の差を歴然と見せつけます。

それも個人技の応酬のようなフリーガードで撃ち合うかのようなやりたい放題の
攻めです。

攻めのキーとなっているデュラント、ウェストブルックですが、それを止める役割が
安易なファウルでしか対抗しえないところにレイカーズの今季の低迷を象徴して
います。

つまりは、ハワードって意外とだめじゃんということですが、それならそれでチームで
もっと守るべきなのでは。

相手が守れないとみればかさにかかって自らの持っている攻めの技を繰り出すのが
ウェストブルックです。

他の選手の層がいまいちだった昨季から明らかにベースアップがあり、昨季とは
違うという選手層より各々の力のアップを見せます。

これは、選手層をかさ上げして一気の強化を狙ったレイカーズの失敗と対照的です。

それでもコービーが居ればというのがレイカーズにはありますが、それが個人の
かさ上げを阻み、いつまでたっても変わり映えしないコービーのチームというもの
につながっいます。

オールスターでのコービーの守備は行く末を暗示しているようかのようでした。

数々の記録を打ち立て圧倒的な存在感と人気を集めるだけにこのままその
先行きに一人行かしていいのでしょうか。

そんな感じのこの試合でした。


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きゃんきゃんと

2013年03月08日 12時01分34秒 | 日々のこと
昨日の衆議院予算委での細野さんの質問は力が漲り
意気盛んでしたが、安倍さんが穏やかに受け答えして
いるのに反して効果としてはいかがなものかというものでした。

忙しい年度末、それでもそんなことにお構いなく色々な人が
訪れます。

花粉やPM2.5やら黄砂まで、そして、今日は五月並みの暖かさと
一気に冬を切り上げ初夏にまでなってしまったのです。

何とも乗り切れない、頭を押さえつけられたような感じの日々
です。

こんな時には花粉に効くコーヒーありますかとか、コーヒー好きだけど
苦くないものをくださいとか、様々な要望が寄せられます。

エルサルバドルサンプラス農園や新しく入れたペルーの豆、チャンチャマヨ
などがそれらに応えます。

チャンチャマヨはスペシャルティグレードではありませんが、深く焼いても
味がなくならないばかりか、逆に際立つ甘味があります。

暖房の前で、心までとろかす温かみの珈琲から、これからはさわやかな
飲み心地の珈琲がいいかもしれません。

モカハラーやクラッシックモカマタリがこの春の訪れにふさわしいと思います。

コスタリカ、ニカラグア、はこれから病気や政情不安など入荷量が気になり
これからもう今の値段では売れない状況も予想され安易に飲める銘柄では
なくなりそうで、今までのようにガンガン焼くのも躊躇される感じです。

そこへ行くとペルーやブラジルは安定しており豊作のブラジルの質の良さも
安心感があります。

また来週の12日から14日はお休みとなります。

土日は配送などで出かけていることがあるのでお求めは今日と月曜が
試飲もできておすすめです。

ぜひお出かけください。
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