King Diary

秩父で今日も季節を感じながら珈琲豆を焼いている

番茶のような甘味とパンチの利いた香りが

2013年03月29日 10時41分45秒 | 珈琲
刺激の少ない飲み物がこの花粉の時期好まれた時代がありました。

私もよく眠る前にはカモミールを飲んでいました。

はたまた寝る前にカルシュームを摂るとよく眠れるとか、成長ホルモンが
たくさん出るとかそんなことにいちいち反応していた時がありました。

寝つきというのは次の日の朝にも影響しますから、体調管理に慎重になる
時には寝つきがいいようにというのは気を使います。

また寝つきの悪い時の苦しみも普段から気を付けてそうならないように
チェックするのです。

ただ、日常生活に追われるあまり、ついつい夜更かししたり、ずっと
パソコンとにらめっこする時間が増えたり、寝つきの悪くなることばかりを
しがちなのです。

そんな現代人の様々な工夫が、ハーブだったり、睡眠導入剤だったり、
アミノ酸だったり、深い眠りへの護符を求めるのです。

先日新聞を見ていたら広告にグリシンという食品添加物が夜の安眠サプリと
して売られていました。

一時期食品添加物=悪と受け止めてことごとく原材料に含む食品を選択肢から
外していた私は、まさか積極的に健康のためにすすんで摂るという人がいる
ことに驚きましたが、結局、先ほども言ったように護符程度のことで、薬では
ないので、実感できる効果はどこまで期待できるでしょうか。

昨今アンチエイジングとかデトックスとか何かと健康にはうるさい世の中ですが、
精神面で自分を豊かにすることをもっと求めてもいいのではないかとふと感じる
こともあります。

何もそれは高いカップオブエクセレンスの豆でなくても部屋に香る珈琲の
香りでガラッと変わることもあります。

余りに多くの人が、酸味のない珈琲がいいとおっしゃいますが、例えば
今まで当店で飲んだ豆の何が酸味が多くて嫌だったかというとそれは
ないのです。

じゃあ何が印象に残ったかというと実は酸味に特徴のあるブレンドだったり
スペシャルティの豆だったりします。

酸味のある豆とない豆があると思っている方も多いのですが、どの豆も
浅く煎ると酸っぱいというのも知られていません。

高級豆ほど浅煎りで売られています。

甘味を残したり強調するために焙煎を工夫しないとならないことは知られて
なくて、豆ごとの甘味の違いも知られていません。

今の季節のブレンドはそのなかでも今までと違った甘味で好評です。

しょうゆ味の固いせんべいと飲むような番茶のようなそれもお茶屋さんが
店先で焙煎した甘みのあるやつというと早々という声も聞かれます。

もちろん珈琲ですからそれだけじゃないところが魅力です。

オーソドックスな味のブレンド『雲雀』はそんなあじです。
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