King Diary

秩父で今日も季節を感じながら珈琲豆を焼いている

旅に出てわかる我が家の良さ

2013年03月15日 13時31分44秒 | 珈琲
旅先で困るのが珈琲が飲めないこととよくここにも書いています。

ですが、最近は自宅からドリップパックを作って持って行くので
そんなにいやな思いもしないで済みます。

この後温泉に入って珈琲で一服できると思うと頑張る気持ちが
湧きます。

しかし、レストランやバイキング会場で出されているものがインスタント
のコーヒーよりまずいものが出されている現実を目の当たりにするのは
珈琲豆を扱うものとして心苦しいものがあります。

これはなにも珈琲だけのものではないのかもしれません。

バイキングと称される食事も明らかにレトルトのチンするだけの料理であり
どの食事も全部同じ一様な味がして素材の持ち味とか作りたての温かみとか
サーブされるわくわく感もないのです。

これは、食事にも本物の持つ醍醐味とか本来の食から離れてしまった現実を
思い知らされます。

これが高い高級リゾートの食事なのですから何をもって一流というかなど
今は無意味なことなのかもしれません。

今は経営という経済上の絶対性が重要視され本来持つ本物の味とか
空気とかはもはや別の次元の別の世界のことなのです。

そんなものは超高級料亭やひねくれた個人のやっている宿とか狭いジャンルの
ところで残っていて一般の人の口に上ることもなければネットで話題になること
もないのでしょう。

もはやそんな世の中といってしまえばそれでいいのでしょうが、豊かな社会とか
本物の持つ味の確かさとか失わせてしまっていいのでしょうか。

それは人間が持つべき本来の生活を切り捨て人間じゃないものになろうと
している感じがしてなりません。

そんな今の現状に満足しない人向けに今日も豆を焼いていきます。
コメント
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