金木犀、薔薇、白木蓮

本と映画、ときどきドラマ。
★の数は「好み度」または「個人的なお役立ち度」です。
現在、記事の整理中。

131:柳沢小実 『土曜の朝だけ! 「きちんと」 が続く週末家事』

2019-08-21 08:43:25 | 19 本の感想
柳沢小実『土曜の朝だけ! 「きちんと」 が続く週末家事』(大和書房)
★★★☆☆

【Amazonの内容紹介】

仕事の後、帰ってから掃除や片づけは大変!
だからこそ「週末家事」。
ある程度まとめて家事をすることで平日がぐんとラクに。

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目新しい内容はあまりなかったけれども、
靴の事前補強はいいな。
この本を読んだのをきっかけに、カーテンを洗った。
ブランド米の詰め合わせもすてき。

しかし、モビールの的外れ感がすごい……。

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130:浅井建爾 『日本全国 地図の謎』

2019-08-20 21:01:22 | 19 本の感想
浅井建爾『日本全国 地図の謎』(東京書籍)
★★★☆☆3.5

【Amazonの内容紹介】

地図は、ミステリー

県境の真上にある神社。
日本一の砂山。
東京よりも人口が多かった島根県。
今川焼きはどこから、そしてどこへ……。

県境をめぐる謎、山と川をめぐる謎、海をめぐる謎、
市と町と村をめぐる謎、ヒトと食をめぐる謎、
名所と建物をめぐる謎など、
日本各地の謎を地図と現地写真でさぐる!

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飛び地や自治体の境目、都道府県同士の面積や人口の比較、
ご当地名物や歴史上のトリビアなどなど、
地理に関するネタが楽しい。
県境をまたぐ神社、それぞれに祭っている神や名称がちがい、
社務所も別にあるというのがおもしろい。

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129:鳴神響一 『斗星、北天にあり』

2019-08-15 23:19:56 | 19 本の感想
鳴神響一『斗星、北天にあり』(徳間書店)
★★★☆☆

【Amazonの内容紹介】

「斗星(北斗七星)の北天に在るにさも似たり」
と評された出羽国(秋田県)の戦国大名安東愛季(あんどう・ちかすえ)。
秋田を統一した知る人ぞ知る英雄である。
檜山と湊の安東氏を統一し、蝦夷を治め、信長、秀吉とも誼を通じ、
民のための国造りに心血を注いだ愛季の一代記。
北斗の星の如く輝く愛季の生き様に心が奮える!

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まず、戦国時代なのに有名どころではなく、
秋田の安東氏にスポットをあてた時点で
高評価が前提。
安東氏って、秋田氏って名前をかえて
大名として生き残ってたんだ……。
当時の東北については、伊達を除いてスポットがあたることが
少ないから、知らないことだらけで楽しめた。

ただ、登場人物がキャラ立ちしてないから、
その関係性や命運にあまり興味が持てなかった……。
主人公は強くて正しく、人間臭さがない。
唯一、キャラクターとして印象的だったのは汀だけど、
再会したら、妻たちとたいして区別のつかない
普通の女になってしまっていた。
唯一ドラマとしておもしろかったのは、汀の子たちとのあれこれで、
ここで初めて主人公の感情に寄り添えた感じ。

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128:額賀澪 『拝啓、本が売れません』

2019-08-15 23:05:59 | 19 本の感想
額賀澪『拝啓、本が売れません』(ベストセラーズ)
★★★★☆3.5

【Amazonの内容紹介】

売れる本を作る方法を探し求めて見つけた答えとは…
『松本清張賞』『小学館文庫小説賞』をダブル受賞して
デビューした新人小説家がみた出版不況の現実。
文藝春秋より刊行予定の新作先取り掲載。

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名前と「ダブル受賞」だけは知っていたけれど、
読んだことのなかった作家さん。

ライトノベル編集者、書店員、ブックデザイナー、Webコンサルタント……と
本に関わるさまざまな職業の人たちに
「売れる本を作るには?」と話を聞きに行って得たものを
つづったエッセイ。
おもしろかった。
本好きな人はきっと楽しめるはず。

デビュー後しばらく単行本の初版が1万部を切らなかったなんて、
売れっ子なんだなあ……!
と、おそらくご本人の言いたいこととはズレた感心をしてしまった。

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127:勝間和代 『2週間で人生を取り戻す! 勝間式 汚部屋脱出プログラム』

2019-08-12 08:02:29 | 19 本の感想
勝間和代『2週間で人生を取り戻す! 勝間式 汚部屋脱出プログラム』(文春文庫)
★★★☆☆

【Amazonの内容紹介】

気付けば部屋中が収納破産状態。
使わないもので溢れかえった自宅から目を背け、
片付けを放棄していた著者が一念発起して、
「断捨離」を敢行する。
すると、睡眠、仕事、料理など
生活全般の質が向上した!
ビジネスで培った目標達成のための「仕組み」作りの力を
存分に発揮して構築した、一生リバウンドしない片付け術を大公開!

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『超ロジカル家事』からの流れで読んだけど、
重複する内容が多くて、損した気分……。
これ一冊、単独で読んでいたら
悪くはなかったと思うんだけど。

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126:汀こるもの 『ただし少女はレベル99』

2019-08-11 16:22:12 | 19 本の感想
汀こるもの『ただし少女はレベル99 出屋敷市子シリーズ』(講談社ノベルス)
★★★☆☆

【Amazonの内容紹介】

葛葉芹香は、ラッキーつづき。
抜き打ち試験はうまくいくし、四つ葉のクローバーを見つけたし、
シークレットライブのチケットまで当たった。
でも、そんな幸運には限りがあった。
まさか本当に出屋敷市子の写真にそんな力があったなんて。
「消せ」と言われたけど、消し忘れていた携帯電話の中の写真。
まさかそのせいでこんなことになるなんて。
(「幸運には限度額がある」)
ほか、純和風美少女・市子と護法である妖怪たちの
シリーズ作品4編を収録!

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初めましての作家さん。
タイトルと、作家さんに関する前情報から、
ゲームを題材にしたミステリーかなにかだと思っていた。
実際は、中二テイストあふれるファンタジー&SF。
もともと妖怪にそれほど興味がないのと、
文章が合わず、最終話で置いてきぼりになってしまったのとで
うまく作中世界に自分を合わせられなかったのだけども、
ちりばめられたネタは楽しいし、おそらく設定も作りこまれていて
シリーズを追っていけばハマるのだろうな~という感じ。
第三話の「人生に無駄な伏線はない」が特に好き。




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125:勝間和代 『勝間式 超ロジカル家事』

2019-08-11 08:40:01 | 19 本の感想
勝間和代『勝間式 超ロジカル家事』(アチーブメント出版)
★★★☆☆3.5

【Amazonの内容紹介】

「仕事を終えて子どもをむかえにいって、
買い物して、夕食作りながら洗濯して…
あっという間にまた深夜! 」
「やってもやっても終わらない…
家事に追われていつも気持ちに余裕がない」
「家事のすべてが超めんどう! 」
そんな、心も体もヘトヘトな働くお母さんたちを
救済する、超時短&超効率的な
家事のやり方がまるごとわかります!
(以下略)

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自動調理器やロボット掃除機の導入によって
家事にかける時間と労力を減らす、というのは
この本を読まなくてもわかることだけども、
「まじめに考えて家事を最適化する」というコンセプトで
一貫しているので、モチベーションアップにはいいかも。
「買う食材、買わない食材」が理由とともに一覧になっていて、
これがいちばん勝間さんらしいなあ、と思った。

ロボット掃除機の「ボタン一つ」という
この一動作さえ、わたしは面倒くさいのだが……
毎日のルーティンにしないとダメなんだろうな。

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124:小堀杏奴 『晩年の父』

2019-08-06 08:36:02 | 19 本の感想
小堀杏奴『晩年の父』(岩波文庫)
★★★★☆

【Amazonの内容紹介】

仰ぎみる文豪でもなければ、軍服に身を固めた軍医総監でもない鴎外。
ここには、母や妻、子どもたちの中心となり、
周囲に濃やかな愛情をそそいだ家庭人の風貌が、
少女の繊細な目を通して生き生きと描き出されている。
著者は鴎外の次女。
父の死直前のほぼ1年の思い出を綴る「晩年の父」ほか、
「思出」「母から聞いた話」などを収める。

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蔵書整理のため、再読。
最初に読んだのは2006年なのだけど、
記録を読み返したら感想は当時とほぼ変わらない。→2006年の感想

父である鴎外を描いた部分のきらめきといったら!
手放すつもりだったけど、すでに絶版になっているのもあって
読み返したら手放せなくなってしまった。

そして初読から10年以上たって、
わたしにもそれなりに知識が蓄積されたので、
当時は気にならなかったら漢字の表記の仕方の違いが
おもしろく感じられた。


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123:渡瀬草一郎 『源氏 物の怪語り』

2019-08-05 07:46:58 | 19 本の感想
渡瀬草一郎『源氏 物の怪語り』(メディアワークス文庫)
★★★☆☆

【Amazonの内容紹介】

千年の時を経て、歴史に名を残す希代の文人、紫式部。
中宮彰子に仕えつつ、『源氏物語』を書き綴る彼女の傍らには、
とうの昔に亡くなったはずの“姉”がいた。
愛娘の賢子にとり憑いたその姉に導かれ、
紫式部が出会うのは、四人の歌人と四季を巡る四つの物語。
伊勢大輔、和泉式部、中宮彰子、赤染衛門―
当代の歌詠み達の前に現れる物の怪は、時に恐ろしく、時に儚く…
けれど人の心を映し、朧々としてそこに在る。

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静かな雰囲気の連作短編集。
起伏に乏しく明快な雰囲気ではないので好き嫌いは別れそうだけど、
デビュー作の『陰陽の京』と同様に、
この時代を愛して真摯に向き合っている感が好き。
保昌の話にはにやにやしたし、
彰子のエピソードには涙ぐんでしまった。
そうだよね、いくら寿命が短く結婚適齢期が早かったとしても
身体の成熟がいまよりはるかに速かったとは思えないし、
中学生になるかならないかという年齢で
子どもを産むことを期待されて入内だなんて酷だよね。


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おでかけの記22:BON CAFE

2019-08-02 08:00:00 | 19 本の感想


たまたま滞在していた場所の近くにあったため
入ったお店。


ケーキセットA 900円
飲み物と、ガラスケースの中のケーキふたつを選べる。

カフェタイムだったからなのか、
「飲み物だけを頼むことができない」という謎システム。
入り口でそれを聞いて退散していった
おじさんたちの集団もいた。

客席はすべてソファー。
他のお客さんがあまり目に入らないようなつくりになっていて、
居心地はいいのかもしれないけれど、
表に出ていた3人の店員さんのうち、
2人の接客態度があまりよくなかった。
入店した団体客にいつまでも気づかなかったりもして。
栄にお店はたくさんあるから、
ひとつでも嫌なことがあると
お客さんはもうそこへは行かなくなっちゃうよね。


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