金木犀、薔薇、白木蓮

本と映画、ときどきドラマ。
★の数は「好み度」または「個人的なお役立ち度」です。
現在、記事の整理中。

大河ドラマ『いだてん』#17

2019-05-11 18:08:54 | 大河ドラマ「いだてん」
先週はゴールデンウィークで
生活が変則的になっていたせいで、
いだてんの放送をすっかり忘れていた。
今回は再放送で視聴。

「ご懐妊たい!!」

幾江以上に視聴者が安堵したことであろう。
再びスヤさんが上京し、
四三のそばにいることになったにもかかわらず、
プラトニックなままだったらどうしようと
ハラハラしながら見ていたわたし……。

金栗家に乗り込んできて、
「スヤが帰ってこない!!
と怒る幾江、嫁のこと好きすぎじゃないかね?
「池部家は終わりじゃ!」
と言ってるけど、スヤさん欠乏症のように見える……。
そして、いつも、乗り込んできた幾江に
怒られている実次、懐妊の報のときだけは
叱られなかった。
よかったね!

それにしても、スヤさん天使かよ……
前回、前々回とカチンとくる言動ばかりとっていた四三も、
オリンピックの中止でしょんぼりして
スヤさんに甘えてるの見ると、何か可愛くて
許したい気分になってしまうのであった。

四三が二度とオリンピックに出られないことは
すでにわかっているわけで、
これからどうやって話を続けていくのだろうと
思っていたのだけど、駅伝の発明につなげていくわけね。
今回もおもしろかった。

【その他いろいろ】

・「反対ばっかり! 解散するか? 永遠に!」
 すねちゃう嘉納先生。

・天狗倶楽部の吉岡再び。
 「知り合いですか?」
 と訊かれた嘉納先生が、本人を前にして
「あまりいい印象は持っておらんがね」
 と答えるの、笑った。

・「そんなに走って何になる」
 わたしも含め、スポーツやらない人間の意見って
 こんなもんだよね~。
 今でこそ、「スポーツ=健康的でかっこいい」の
 イメージあるけど、当時は本当に
 「無駄なもの」だったんだろう。

・吉岡「女子が真剣に走ってるの見て何が楽しい!」
 隔世の感……。
 今なんて、女だってだけで付加価値がつくくらいなのにね。
 ただ、嘉納先生の「女子の体はスポーツに向いてない」は
 一理あるよね。体絞りすぎると生理止まるし……。

・二階堂トクヨ「マラソンは貧乏人のスポーツ!」
 これも一理ある……。
 テニスやバスケ、野球よりはお金かからないし……。
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大河ドラマ『いだてん』#16

2019-04-28 20:46:38 | 大河ドラマ「いだてん」
第15話で下がった主人公の株、
さらに大暴落!


前回のフォローをしなきゃいけない場面だろうに、
上京したスヤさんの顔を見るなり、帰れと追い返した!

幾江がスヤさんのために
「何様のつもりじゃあ!!」
とマジギレして怒ってくれたから
(四三ではなくその兄に向かってだが……)
多少すっきりはしたけれど、ダメだろう、これは。

サボってたとは思わないし、
雪辱を誓って頑張ってるのはわかるが、
新妻を追い返しても仕方ないと思えるだけの説得力が
これまでの描写にはないんだよ。
スヤさんが嫁いだことで手にできたお金で
他人におごっちゃってるしさあ!

それでもオリンピックの中止を知って四三を心配するスヤさん、
天使すぎるよ!!

【その他いろいろ】

・ピエール瀧のアレでどう処理するのかと思ってたが、
 播磨屋さん、何食わぬ顔で入れ替わってる。

・なんと向かい側に下宿してたのはシマだった。
 ラブコメならフラグが立つところだが、
 果たして……?

・水しぶき走法って何だっけ??

・今ならセクハラになりかねない永井の抱擁、
 弟子に拒否される。

・師匠の訃報に接した朝太のパートは
 本来なら心打たれるはずの回想満載なのだが……。
「それで、君のエピソードは本筋にどう絡むのだね?」
 という(第1話から解決しない)疑問が邪魔をして
 浸れなかった……。

・嘉納先生の理想主義が、現実を前にして
 あっけなく散っていくのが悲しい。

・オリンピックのマークって、
 このときからずっと変わってないんだなあ。





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大河ドラマ『いだてん』#15

2019-04-21 20:53:16 | 大河ドラマ「いだてん」
大河史上、初夜のヘタレ描写は数あれど、
上位にランクインする突き抜けっぷりだったんじゃないだろうか……。

好きだった男の人が自分との結婚に乗り気じゃないとか、
結婚した彼が自分に指一本触れないまま
東京へ去っていくとか、
東京から破談にしてもいいと手紙を送ってくるとか。
スヤさんが天使のような心で受け止めたから
深刻に描かれないけれど、結構ひどいよね。

そして、ストックホルムでの経験を重く受け止め、
四年後のオリンピックでの雪辱を誓う、その心意気は
わかるんだけど、費用を工面するために奔走した
兄ちゃんの立場も少しは考えてやっておくれよ……。

今回は主人公に苦言を呈したくなることばかりだったな。

大竹しのぶ演じる幾江とスヤさんの愛には胸キュン。
幾江が言葉も荒く金栗家に乗り込んできたのは、
スヤさんをないがしろにされたって怒りも
あったんだろうな。

【その他いろいろ】

・永井先生「肋木につかまれ!!」
 肋木=体罰の道具なのは相変わらず。

・テニスボーイ永井。

・嘉納先生、ものわかりのいいこと、美しいことばかり言うけど、
 そろそろ学習して!! お金のこと考えよう!!

・今日も股間隠しにいそしむNHK。


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大河ドラマ『いだてん』#14

2019-04-14 20:46:45 | 大河ドラマ「いだてん」
永井の乱(笑)

嘉納先生が帰国してきたら、校長室が物置になってて
なぜか肋木が。
「時代は変わったんですよ 嘉納さん」
不敵に笑う永井のクーデターにめちゃ笑った。


二週間ぶりの「いだてん」、見どころ盛りだくさんで
楽しかったよ。
今まででいちばんおもしろい回だったんじゃないだろうか。

ストックホルムから帰ってきたら、
明治天皇の崩御で時代は大正に。
敗因を追及され、「次のオリンピックに出るつもり」だと
宣言する四三に胸を打たれてしまった。

オリンピックでの敗退を吹っ切ろうと
陽気にはしゃごうとした弥彦は、
天狗倶楽部のメンバーに
「俺ももう30だし……」
と倶楽部の解散を告げられてショック。
みんなが一足先に大人になっちゃった淋しさ。
でも結局みんな脱いでた

怒ってるっぽい兄のもとへ帰ってきた四三を
待ち受けていたのは、見合い。
そして相手はスヤさん。
「続きは来週!」
大竹しのぶのメタ発言で締め。
来週はラブコメ回かしらん。


【その他いろいろ】

・可児先生、ドッヂボールを日本にもたらしたとのこと。
 脚の怪我に大きな事情があるのかと思いきや、
 「飛び降りますよ~!」→誰も止めてくれずに落下。

・「女のくせに!」となじられた二階堂女史、
 「男に生まれたってだけ=棚から落ちたぼたもちめ!」
 と臆せず言い返す。
 東大での上野千鶴子女史の祝辞が話題になっていたところ、
 タイムリー!

・日本に帰ってきてから、オリンピック中の日々を思い返す四三。
 いいセリフを言っているのに、
 回想シーンが例のBLシーンだったので笑ってしまう。

・いまいち意義がわからない志ん生パートも、
 今日は師匠のツンデレぶりが炸裂して胸キュン。
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大河ドラマ『いだてん』#13

2019-03-31 20:33:41 | 大河ドラマ「いだてん」
史実なのでラザロの死は事前に知っていたのだけど、
切ないね……。
選手たちが花を供えているのにほろり。
生きていても負ければ責められるわけで
国の威信を背負って戦うのは
本当に大変なことだ。

嘉納先生が日本でもオリンピックを!といったら、
クーベルタンの返事は「(日本は)遠すぎる」。
お金もなくて大変な思いをしてやってきたんだもん、
ヨーロッパ中心の発想にかちんとくるわよね。
背負い投げしたくもなるわ。

【その他いろいろ】

・結果がわかってから届く「がんばります!」という手紙の
 切なさよ。

・いつのまにか美川と小梅の仲が
 進展していておどろいたよ!!
 なんだお前らいつの間に。

・大森死す。かろうじてナレ死ではなかった……。
 「安仁子の故郷」というところが救い。
 安仁子の出番もこれで終わりなのかな。

・いまだに落語を入れてくる意義がわからない。
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大河ドラマ『いだてん』#12

2019-03-24 20:12:41 | 大河ドラマ「いだてん」
だから、真夏にマラソンなんて殺人行為なんだって、
東京オリンピックよォ!!

* * * 

病弱だったお父さんのエピソードが、
大森へのやさしさにつながるのか~。

でも、競技前に監督背負って運び、
疲労しちゃだめだよね……。
(そして大森よ、おんぶされながら、顔の近くで
 咳き込まないでくれ~!とひやひや)
おまけにスタジアムに出て足袋を直してる間に
スタートに出遅れてしまうという緊張感のなさ。

本人は何が起こったかわからないうちに倒れて
運ばれ、ベッドで寝ており、
部外者に「意気地なしが!」叱責されてしまう。
わけがわからないなりに
一生懸命説明してるのが見ててつらい……。

この叱責した部外者のおじさんみたいな人、
世の中にいっぱいいるよね。


【その他いろいろ】

・大森を案じて泣いてとめる安仁子、
 部外者のおじさんをきつく止める安仁子に
 胸を打たれちまった。

・四三を必死にさがす弥彦にキュン。
 目覚めた四三をフォローする友情よ。

・二週間かかっても四三に鯛(生もの)を届けたいと
 無茶言うスヤさんのけなげさ。

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大河ドラマ『いだてん』#11

2019-03-17 21:10:30 | 大河ドラマ「いだてん」
嘉納先生、悪くないんだけどさ、
当事者じゃない彼のお気楽っぷりには
ちょっとイラッときちゃうよね。
弥彦もキレるわ。
しかし軽々と弥彦を投げた先生、
衰えませんな……。

大森が初めて監督らしいことを!!
しかし「もっと早く言ってくれたら」という
弥彦のセリフはごもっとも。

今回のタイトル「百年の孤独」は、
本編の内容に重ねてあれこれ解釈できる
文学的なタイトルだったなあ。


【その他いろいろ】

・今日は弥彦のセクシーショットが多くなかったか?
 今日の股間隠しはストレート。

・安仁子の服、いつも可愛い。

・「もうダメ」という弥彦からのハガキに
 おろおろする兄ちゃんと、
 三島母の愛にキュン。
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大河ドラマ『いだてん』#10

2019-03-10 20:46:45 | 大河ドラマ「いだてん」
今まででいちばんつらい回だった……

負け知らずで
「挫折を味わってみたい」
とか調子こいてた弥彦が、
西洋人との圧倒的な体格や身体能力の差に
打ちのめされて、いじけて泣いて
飛び降りようとまでしちゃうんだから。
見ていていたたまれないよ。

大森は案の定、体調不良で寝込み、
監督どころじゃないし
(「だから、もー!!」って頭にきてしまった)、
ともに練習する仲間もいなくて孤独。
記録を持ってるというのもあるだろうけど
金栗のほうが異文化コミュニケーションしたり
開き直って堂々としてるのであった。

夏至祭で君が代を歌ってるのが
ほんとせつない。
オリンピックが始まる前から
「勝てない」というのを選手本人たちは
わかってしまってるんだよね。

【その他いろいろ】

・今日も健在、NHKの股間隠し芸

・役に立たないカメラマン安仁子、
 そして妻に甘い大森

・BLシーンはサービスなのか?

・永井&可児、大森に対して罪滅ぼし

・嘉納「(借金)10万の男」
 弥彦「12秒の男」

・嘉納先生、弥彦にはおみやげないの?
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大河ドラマ『いだてん』#9

2019-03-03 20:48:42 | 大河ドラマ「いだてん」
ストックホルムに向けて、ひたすら移動する45分。

大森と安仁子のいちゃいちゃにイライラしたり、
弥彦との親密度を深めたり。
「女子のケツばかり追っかけて!!」
と弥彦に向かってズバズバ言う四三が新鮮。
家柄や生活レベルもあって
弥彦に気おくれしてたのにね。


大森の余命が少ないことを嘉納から聞いて、
「自分が恥ずかしい!」
と叫ぶ永井先生、可愛かったよ。
ミスタークラブなんか、
夫妻との握手だけ拒否したりして
めちゃ大人げなかったもんね。


気持ちはわかるが、
病身の大森が監督として同行するのは
正直迷惑だよな~……。
「選手にも迷惑をかけない」
と安仁子は言っていたけど、
肺結核って空気感染するし、
そうでなくても体調悪い人間が同行すると
気を遣うもの。


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大河ドラマ『いだてん』#8

2019-02-24 20:37:13 | 大河ドラマ「いだてん」
弥彦、よかったね……!!

母(と兄)の見送りに泣いちゃう弥彦にキュン。
しかし、この演出のためとはいえ、
母も兄もツンデレすぎるよな……。

そして、みんな、四三を大好きすぎる。
今よりもずっと、みんなが自分の夢を
他人に託していた時代だったんだろうな。

そんな四三の近くにいた美川の寄る辺なさ、
わかるよ……。
何も成し遂げられない自分と比べて
みんなに応援される四三がまぶしかったんだろうし、
ひねくれた気分でいたところへ
四三本人に心の底から
「すべて美川くんのおかげだよ!」
と感謝されちゃね……。

スヤさんの嫁入りに対する四三の気持ち、
言葉を一切使わずに表現されているのが見事。
色っぽいことは何もなく、
ただひたすらに明るく健全な交流だったから
よけいにせつない。


【その他】

・「あの青い眼の年増!」
 相変わらずの永井の安仁子ディス。

・いつもはしゃいでやりすぎる可児が可愛い。

・橋本愛に「君を救いたい」と言うやいやな、
 即刻ビンタされた美川にわらってしまった。
 吹っ飛ばされたり叩かれたり、
 毎回痛いめにあってる。

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