金木犀、薔薇、白木蓮

本と映画、ときどきドラマ。
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55:幸田文 『季節のかたみ』

2005-07-13 19:45:56 | 05 本の感想
幸田文『季節のかたみ』(講談社)
★★★☆☆

教材でよく目にはしていたのだけど、きちんと読んだことはなかった幸田文。
どこかの文芸雑誌でファザコンの例として挙げられていたのを見て
「これは読まねば!」と借りてきました。
上品でやわらかな手ざわりの随筆集。
露伴の話はあまり出てこなかったのだけど、幼い頃の父の教えが
生涯にわたって作者に影響を与えていたのが端々に感じられます。
あまりにもさらさらとしているので、一気に読み通すのは難しい。


コメント
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