金木犀、薔薇、白木蓮

本と映画、ときどきドラマ。
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66:角田光代 『夜かかる虹』

2005-07-31 20:04:06 | 05 本の感想
角田光代『夜かかる虹』(講談社文庫)
★★★☆☆

好きではない。でも、物語としてまとまっているし、興味深かったので★三つ。
表題作の、主人公の回想がこわかったなあ。
妹の存在を疎んで彼女を傷つけ続ける姉と、姉の持ち物を奪い尽くそうとする妹。
この怖さは、やっぱり姉妹のいる人のほうがリアルに感じると思う。
わたしにも妹がふたりいます。
特に仲良くもなく、憎みあうほどお互い興味を持っていないので、
似たような経験はないのだけど、でもなぜだかものすごく「わかる」気がする。

コメント
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